【オリジナル】拝啓、夏の日【紲星あかり】


A
月夜に うたう、蝉時雨と雲の産声を、
アナタにだけ、一分半の紡ぐ声に乗せて、私の気持ちを受け取って……

B
空を瞬く間に覆う、鳥の群れ
カラスが鳴くんだ、アナタに「届け」

私はもういなくなるけれど、この歌をアナタに 紡ぎ、届け!
私の気持ち…

C
月の見え隠れする ある夏のあるところに君がいた。見つけた。
私の歌を聴いて、ねえ、聴いて!

(サビ)
こんなはずじゃなかったんだ、もうすぐ消えてしまう
こんな夏にしたくなかったんだ もうほら、終わる音がする。
あーぁ、あーあー。

D
うるさい蝉時雨、聞こえる。
ユリの花を、アナタにあげる。

私はもう消えちゃう、だから、これは、誰のものでもない歌。
ただアナタに向けて作った歌、聴いて、でもだめ、恥ずかしいから。

(ラスサビ)
こっち向いて笑う君と二人きり、もう会えなくなるけれど、泣かないで。
笑って、笑って。
君の笑い声と、下校途中、蝉時雨と混じり合う、この夏が好きだ。
この歌を知る頃は、きっと、私は、消えて星かもしれないけれど
でも笑って、笑って!
きっと大丈夫、歌を歌えば、心が幸せになるから。


もう少し、一緒にいたいけれど、ごめんなさい。
でも歌で、元気になってね。

拝啓、夏の日に。アナタに送る歌、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【オリジナル】拝啓、夏の日に【紲星あかり】

ユリの花言葉、「純粋」「無垢」

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投稿日:2018/08/03 17:31:38

文字数:565文字

カテゴリ:歌詞

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