宛先:姉さん
件名:今どこ?
本文:終電間に合うの?
差出人:姉さん
件名:Re:今どこ?
本文:にちょうめー
宛先:姉さん
件名:Re:Re:今どこ?
本文:どこの二丁目?
差出人:姉さん
件名:Re:Re:Re:今どこ?
本文:しんじゅくー
宛先:姉さん
件名:Re:Re:Re:Re:今どこ?
本文:大丈夫?一人で帰れるの?俺もう風呂入っちゃったんだけど。
差出人:姉さん
件名:Re:Re:Re:Re:Re:今どこ?
本文:じゃあここにとまってかえるー
「…なにをアホなことを」
舌打ちと共に携帯を閉じ、付けっぱなしだった深夜番組を消した。
脱ぎ散らかしていたジーンズに足を通すと風呂上がりの熱が布地の冷たさに持って行かれ、思った以上に損をした気分になる。ブルゾンを着込んでさぁ出発という段で髪を乾かし忘れていたことに気付いたが、もうあとの祭りだ。
だって、仕方ない。
あの人を放っておく訳にはいかないのだ。
大通りに出て流れていたタクシーを広い、手短に目的地を告げる。シートに身を預けながら、もう一度携帯を開いた。
宛先:姉さん
件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re:今どこ?
本文:今から迎えに行く。俺が行くまでその場を動かないこと。
【カイメイ】ステップブラザー・ステップ
「オカマバーで酔いつぶれためーちゃんを迎えに行くカイト」
を受信して、なんとなく書き始めたらまた違う現代パラレルが出来ていた。
カイメイったらインスピレーションの泉…////
!ご注意!
・現代パラレルです
・めーちゃん25歳(社会人3年目)カイト21歳(大学4年生)。二人は血の繋がっていない姉弟です。
※前のバージョンで進みます。
本当はもっとぶっとんだお姉ちゃんにしようかと思ってたんですが、わがままな女キャラ(好きじゃない←)という括りにめーちゃんを当てはめる事が出来ず…
とにかくめーちゃんが天使過ぎるのがいけないと思いました。
※タイトルはもちろんあの名作からお借りしました。
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ブクマつながり
もっと見る「ねぇ、カイトってお酒強いの?」
「え?どうして?」
リビングのソファでの晩酌中、私はふと思いついた疑問を口にした。
ローテーブルの向こう側でラグマットに座っているカイトが、きょとんとした表情で首を傾げる。
「だって、酔ってるの見たことないんだもの。もしかしたら私より強いのかなって」
グラスに入った...【カイメイ】酔ってるのは、お酒にじゃなくて
キョン子
「…今、なんて言いました?」
「だから今夜から3日間、泊まりがけでロケになった、と言った」
ふぅ、と大きく煙草の煙を吐きながら、マスターはそう言い放った。
「…冗談ですよね?」
「冗談でこんな早朝におまえのこと呼び出すかよ」
「…え、じゃあ、本当なんですか」
「残念ながら本当です」
「ガチで?」
「...【カイメイ】Happy Birthday
キョン子
注・!現代パラレル!
自作【恋色病棟】の設定をそのまま引き継いでいます。
お読みいただかなくても大丈夫かとは思いますが、もしよければそちらから先にどうぞ→http://piapro.jp/content/rt95fh23vywkpk7s
【設定】
・お隣同士の幼馴染
・めーちゃん23歳社会人1年目、...【カイメイ】in the rain
キョン子
「――あいしてる」
あの夜、優しく囁いてくれた彼の腕の中で、涙を堪えるのが大変だったのを覚えている。
眼差しも大きな掌も広い胸も彼の香りも、貰ったプレゼントも、その言葉も。その全てが私を包んで、満たしてくれた。
この人と出会えて幸せだと、心から思った。
カイトが傍に居てくれることを心から感謝した。
...【カイメイ】Happy Happy Birthday
キョン子
ある平日の、深夜。
穏やかな眠りから私を引きずり戻したのは、遠慮のない着信音だった。
「…う~…うるっさいなぁもう…」
枕もとの目覚まし時計を確認すると、午前1時。
光って存在を誇示する液晶画面を確認せず、通話ボタンを押す。こんな時間に電話をかけてくるような非常識な奴は私の知り合いにはどうせ...【カイメイ】恋色病棟
キョン子
「はい、めーちゃん」
「ありがと」
彼から手渡された赤いマグカップからは甘い香りが漂っていた。
息を吹きかけ、一口啜ると舌先にほのかな暖かさが広がる。彼が淹れてくれるココアは甘さも温度も丁度良くて、申し訳ないとは思いつつも作業中はついついリクエストをしてしまうことが常だった。
「終わりそう?それ」
...【カイメイ】ゆきのひ
キョン子
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