目の前にある、現実。
それが何なのか、何を言いたいのか、充分理解している。
でも、心だけがその言葉を呑むことが出来なくて、拒んでいる。
だって、まだ―― 好きだから…。
離れていく。
君の態度に気がついた、真実。
(離れて、いく。)
心の中で呟いた、真実。
『もう、好きじゃないんでしょう?』
”私はまだ愛してるのよ”
『別れたいんでしょう?』
”もっと、傍にいたいのに”
理解している、真実。
噛み砕けない、真実。
否定と、肯定の繰り返し。
知ってる。知ってるのよ。
私じゃない誰か。
君の心に住みついた、誰か。
私の存在を、易々と切り離した君。
まだ、好き。
まだ、好き。
何回言えば、君に届くのでしょうか?
何回言えば、君に辿り着くのでしょうか?
シンデレラのガラスの靴は…もう、恋という業火に焼かれ、融けて無くなってしまったのです―――
だから、私は裸足のまま立ち上がる。
羽は、無い。
逆境から身を守る盾も無ければ、逆境に迎え撃つ槍も無い。
不幸な乙女を探しに来る、王子様もいない。
それでも、私は裸足で立ち上がる。
また、何処かへ座るために、立ち上がる。
まだ見えない、安らぎのある何処かへ、座るために…あるきだす。
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