花の裏 服の糸を抜く 肌を貫く
記憶にもない針を刺す
教えられなくとも知る
金が継ぐ形を

文(あや)を織る今
言葉から耳 繋がれる彙(い)
鼻から知る形


服の裏 花の肌を剥く 意図を紐解く
おぼろげな影を結んで
曖昧が模様になる
罅すら美しい

翅脈(しみゃく)へと今
メタモルフォ―ゼ  不完全なまま
羽化を待つ私

翅を打つ今
花の裏側では見えないもの
知りたい五感で

メタモルフォ―ゼ 今、割れる
花の裏の服の糸を
あたらしい世界に織る

A
はなのうら ふくのい とをぬく
はだを つらぬく
きおくにも ないはり をさす
おしえられなくともしる
きん がつぐかたちを


あ や をお る い ま


こと ばからみみ つな がれるい
はな からしるか たち

A2
ふくのうら はなの はだをむく
いとを ひもとく
おぼろげな かげをむ すんで
あいまいがもようになる
ひび すらうつくしい

B2
し みゃ くへ と い ま


めた もるふぉおぜ ふかんぜんなまま う かをまつわ たし

B3
は ね をう つ い ま

D2
はな のうらがわではみえ ないもの し りたい ごかんで


めたもるふぉおぜ いまわれる
はなのうらの ふくのいとを
あたらしいせかい におる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Metamorphose

5/29
めちゃくちゃ時間かかっちゃったけど、ようやく。
自分の中のイメージを掘り出すために調べまくって、最終的に蝶の羽化としてのメタモルフォ―スと、周囲からの力で鉱物が変成してできる変成岩(メタモルフィック ロックとかいう)とか、なこねこねしまくってたら人間てお喋りで自我できるとこあるよなあっていう訳の分からん思考の産物です。何言ってるか自分でも分かんなくなってきた。



ドグマ虫さんの楽曲への応募
https://piapro.jp/t/rE5n

テーマは再認識とそれによる再誕。
一応、蝶々の幼虫がモチーフ。

前バージョンにネーム歌詞あります。

閲覧数:348

投稿日:2022/06/12 00:50:47

文字数:552文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • 歌詞設定作品1

  • ドグマ虫

    ドグマ虫

    使わせてもらいました

    今回は曲先なので相当やりにくかったろうと思います。一色さんのようなストーリー重視の作風だと、
    既定の音数にインパクトのある文字面を…といった「歌詞っぽい」演出をするのに苦労だったろうなと。
    特に2度目のバージョンはこちらの要望にかなり寄せてもらったほぼ改作といっていい内容で、
    かつ掛詞とか同音異字の仕掛けなどのテクニックも盛り込まれて、いやぁ一色さんの本気を見せてもらいましたぜ。

    ともあれありがたくも曲を拾っていただき、うまい事完成させることができ感謝にたえません。
    またよろしくお願いします。

    2022/06/11 19:19:46

    • 一色

      一色

      ドグマ虫さんが作りたい楽曲のお手伝いできたようで、すごく嬉しいです!書かせてもらって、なんだか一皮むけた気分です。ララだけなのにわけわからんくらい完成された楽曲だったので、書くの勇気入りました。私こそ、おかげで書けるものの幅が広がったように思います。こちらこそ、またよろしくお願いいたします!!

      2022/06/11 20:31:15

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