屋敷に奇跡の本があるらしい
手懐けた侍女が言っていた

タイトルは「後悔と少女の名前」
くすねた鍵使って
忍び込んだ禁書庫にて、

「数奇が欲しい?」
手癖の悪さが祟り
意味もわからず、鎖を解いた

叫んだページ
読めるはずもないその文字が揺らめいた!
海馬を書き換えた!

SillyなMage
まずは弱った親子猫に
おそろいの魔法をかけてあげる

恵まれた。故に私は愛らしい
ママはなぜかいないけれど

カレイドスコープを覗いて気づく
この国はかわいそうだ!
駆け込んだ禁書庫にて

「続きが欲しい?」
離人の国に力を!
優しいだけじゃ
喰われてしまうから

与えた武器
瞳はRageで染まっていく
戦いは歴史に刻まれた!

私が軍神!?
喜んでくれて嬉しいけど
拝むよりもっと、撫でて欲しい


伝承ハ腐敗シタ。先人ノ英知モ土ニ埋マッテ、勤勉ヲ軽ンジタ生命ハ魔法トアリガタガッタ。
終焉ノ理由サエ知ラヌママ少女ハ奇跡ニナッテ、
熱源ヲ失ッタノダ、悠久ニ孤立シタノダ、


愛が欲しい!!!
寂しくてしょうがないの!
いつものように、祈りを込めた

sillyなmage
読めたはずの謎の文字は消えていた
ページは書き換わる

時空は停止
宙に残っていた魔導書(グリモワ)

「外の世界は寒いでしょう?
 おそろいの魔法をかけてあげる」


屋敷に奇跡の本があるらしい
年老いた侍女が言っていた

タイトルは「後悔と少女の名前」
どんな願いも叶えるらしい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

禁書庫にて

閲覧数:253

投稿日:2021/02/13 22:45:21

文字数:630文字

カテゴリ:歌詞

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