そしてメイコの誕生日から数日後…

「あーあ、結局おにいちゃんの二つ目のプレゼント
なんだか分かんなかったね。」
譜面から顔を上げてミクが言った。
昨日マスターからもらった新曲の譜読みをしている。
その傍らではレンが寝転んでゲームをし、
リンは取り込んだ洗濯物を畳んでいる。
「レンが寝ちゃうからー!」
リンが頬を膨らませて答えた。
即座にレンが反論した。
「仕方ないだろー!おまえらだって寝てたくせに。
それにオレが上がんなきゃリン、風邪ひいてたんだかんな!」
「そうだけどさー」
「でもそこがお兄ちゃんの策士なとこだよね。
だってミクにはちゃんとお布団かかってたもん」
「…やられたな」
「まんまとね」
ちょっとがっかりしたが「ま、いっか」と思いなおし
ミクは譜読みを再開し、レンもゲームに戻った。
リンも洗濯物を畳み始め、そろそろ終わりそうだ。
「ねえこの下着ミクちゃんの?」
リンが持っているのは上下セットのレースの下着で、
色はやさしいペールブルーだ。
「リンちゃんそれってイヤミー?」
「ハハ!どう見たってミク姉じゃああまr…いや、スイマセン…」
ミクの鋭い目線に思わずレンが口ごもった。
危ない危ない、地雷を踏むところだ。いや、踏んだよな…。
「じゃあやっぱメイコおねえちゃんのだよね?」
3人の視線が下着に集まった。
「あ!これがおにいちゃんの二つ目のプレゼントだよ!きっと!」
ミクがひらめいたとばかりに叫んだ。
「プレゼントとは限んなくね?
だってさメイ姉といえば赤だし、下着は黒のイメージだろ」
その発言にリンが半眼になり口を開いた。
「レン子供ー!青っていえばカイ兄の色じゃん!
自分の色のものを彼女にプレゼントしたんだよ、
これってきっとさ、独占欲の表れだよね。自分のものっていう」
「しかも下着だもんねー!おにいちゃんのエッチー☆」
またレンを置き去りにして二人で盛り上がっている。
「とは限んねーだろ!じゃあオレがメイ姉にプレゼントしたのが
黄色の手袋だったら独占欲の表れなのかよ?」
レンが水を刺すと
「レンくん、素直に認めなよ。おねえちゃんはお兄ちゃんのものなのだよ」
ミクが訳知り顔で言った。
「それに黄色の手袋なんてリンだってやだよー」「ねー」
なんて言って二人で笑っている。
そもそも論点がずれてるし、しかもミク姉は分かるがなんでリンまで嫌がるんだよ。
お前も黄色だろ!
と突っ込みたいレンだったが何を言っても勝てそうにないので諦めた。

その夜の食卓では、終始カイトを見てニヤニヤするミクとリンだった。

終わり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

めーちゃんハピバ03(完)

めーちゃん生誕祭のためのお話はこれでおしまいです。
読んでくださった方、ありがとうございました。
脳内イメージを壊してしまった方はすみませんでした。

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投稿日:2010/11/08 16:42:36

文字数:1,077文字

カテゴリ:小説

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