ふと眼を覚ました
宛て無い旅の途中に
カンテラで照らされる テントの中

心を簡単に見透かされる
絵本のような お手軽な世界

夜明けの鐘がなる前に出発だ
頁が変わってしまう前に
今日は粉々に消える
明日の街はこれから創るのさ

何度も何度も絵を描こう
想像もカタチにしよう
たっぷりリュックに詰め込んだ
色を溢さないように
そうきっと明日の事ばかり
眠れない程考えるんだ
そうやって夢へ落ちるのさ

馬鹿に機嫌のいい 森の音楽隊
マーチングのリズムで眼が覚めた
呑気な事ばかり 僕の頬を掠める
明日になったら忘れてしまうのに

何度も何度も思い出そうと
絵を描いてるのに
覚えてるのは今日の事
カタチは置き去りなんだ
足跡の上をなぞっては
それに名前 つけようか
いつか振り返れるように

もう前に進むしか出来ないのなら
眼を閉じたままで
歩けばいいんじゃないか
真っ暗闇 ぶつかったなら
僕の明かりを目印にしよう

何度も何度も絵を描こう
それを昨日の記憶にしよう
結局頭に詰め込んでも
全部忘れてしまうのなら
そうこれが理由なんてない
僕の旅の理由なんだ
街を描いて 生命を増やして

なんでもかんでも吐き出して
煙のように散ってゆく
降っては止んでの繰り返し
そりゃ色も跡も流れるさ
モノクロの大空に
綺麗な虹が浮かんだよ
それはきっと忘れないよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

モノクロ絵本

閲覧数:153

投稿日:2014/08/29 11:21:17

文字数:578文字

カテゴリ:歌詞

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