題: 夕凪コトノハ


A
往く果てのない旅路を
すっ、となぞってみたら
美しい言葉の群れ
ふっと 溢れだす

B
優しい歌が 恋の意味を
教えるように

悲しい歌が ひとの夢を
抱き取るように

A
行く宛のない言葉を
つ、と拾ってみたら
薄紅の凪の海に
そっと還ってゆく




★平仮名

A
ゆくはてのない たびじを
すっと なぞってみたら

うつくしい ことばのむれ
ふっと あふれだす

B
やさしいうたが こいのいみを
おしえる ように

かなしいうたが ひとのゆめを
だきとる ように

A
ゆくあてのない ことばを
つ、とひろってみたら

うすべにの なぎの うみに
そっと かえってゆく



....................

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夕凪コトノハ

やさしい歌をつくりたくて。
春の宵の凪のような。

それでも強い詞にしたくて。
それこそ「言」を「司る」の字に負けないような。

閲覧数:299

投稿日:2016/05/28 19:55:16

文字数:327文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました