生まれた時からこの僕に叶わないことは何もない
身分に美貌そして才。僕にない物ただ一つ
幼き頃に亡くなった、真の母からの愛が欲しい
ある日目の前に現れた、僕に瓜二つの女
皆は彼女を、母に似てると口を揃える。
帝の父は彼女と僕が遊ぶことを許してくれた。
光る君と輝く日の宮。
皆は僕らをそう褒めそやす。
彼女は僕に恋を教える。
僕は彼女に伝えられない。
なぜなら彼女は帝(父)の妻。
想うことなど許されない。

時の帝に望まれて
私は帝の妻となった。
亡くなった帝の最愛。
彼女に私は瓜二つ
私は彼女の代用品?
真に愛されたわけではない。
それに気づいた私の前に
彼は姿を現した。
最愛の女性の子供。
彼はにこりと微笑んでいた。

僕が大人になる日がやってきた。
彼女と会えなくなる日がやってきた。
最後に想いを伝えたくて
僕は彼女に会いに行く。

孤独な私を支えてくれた少年は
明日で大人になってしまう。
想うことすら許されぬ
彼に私は伝えよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『源氏物語』イメージ 光源氏×藤壺

古典『源氏物語』をイメージして作りました。
登場人物は光源氏と藤壺の女御です
作者の脳内ではレンリンのイメージ。
ラストは光源氏が想いを伝えることはできなかった、という雰囲気で歌詞なしです。

閲覧数:118

投稿日:2015/11/08 23:53:42

文字数:421文字

カテゴリ:歌詞

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