~グミ視点~ 50年後の世界


私は、未来の緑川家(自分の家)にお邪魔していた。

ちょっとふざけて言うのならば、「自分の家にお邪魔しています☆」であろう。

神威さんは、私の保護者代わりということでお邪魔していた。

出迎えてくれた女性が「待っててください」と言ったので、私たちは居間で待つこととなった。

人の家(自分の家なのにそういうことになってる…)で待ってることになると、こういう時はヒマである。

神威さんもヒマなのか、本を読んでいた。

…って、オイ!

勝手に人の家の本を読んでるんじゃないか!?

「神威さん…勝手に人の家の本を…読んでるんじゃ、ないですよね…?」

「ん?ああ、コレは自分のポケットに入ってた」

「あ、なんだ。人の家のを読んでるのかと思いました」

なんだ、よかった。

そういえば、どんな本を読んでいるのだろう?

どれどれ…タイトルは、『おでこに生えたビワの性格が悪い』か…

ってオイオイオイちょっと待て。

タイトルからしてあやしいんですけど!

元の時代に、そういう人いたぞ確か!

テレビでやってたぞ!

でも、アレは笑ったわ。

「食らえ俺の大爆笑」って言ってるけど、こっちが大爆笑だよ、アレは。

…あ、2冊目取り出した。

こんどは、『キッチンでカッパがタニシ茹でてる』…

って、ちょいちょいちょーい!

それもあったぞ、オイ!

それも大爆笑だよ!

カッパが「ガス代払うから」って言ってて、結局は払ってないという話!

あ、3冊目…って、どんだけ本持ってきてるんだよ!

あとポケットもどんだけ広いの!?

どこぞの便利なポケットかよ!

えーっと、こんどは『赤ずきんと狼サン』…

…あれ?まともだ(失礼だ

うん、アレは私が元いた世界で結構評判なんだよね。

私も好きだなー。

確か、がくぽさんもよく読んでたなぁ…

ん?やっぱり「元の世界のがくぽさん」で、何かひっかかる…

…………

…………

…あっ。

「ああぁ――――――――――!!!」

私は叫んだ!

神威さんが驚いてビクッと肩を震わせた。

「…え?緑川さん、いきなりどうした!?」

神威さんが動揺しながらたずねる。

でも、私には神威さんの言葉は聞こえなかった。

私は、すべて思い出した。

忘れていたこと―――――この世界に来る前の…あの出来事を。



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~がくぽ目線~ 元の世界




緑川が失踪(いや、行方不明になった)したので、すごく大事(「おおごと」である)になった。

警察も出てきた。

回りの友人も一心不乱に緑川を探した。

そんな状況のなか、俺も緑川を探していたのだが…うん。

…なんでだろう。今一瞬、行方不明の緑川の叫び声が聞こえたような。

「ああぁ――――――――――!!!」って聞こえたような…

…はっ!聞こえた方向がわからない!

あ、空耳か。

…そうじゃなくて!

今は空耳に気をとられてる場合じゃない!

とにかく…緑川を探さないと!

緑川がいなくなったのは…俺のせいかもしれないのだから。

俺は緑川が――『最悪の状態』になっていないことを願った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

クワガタにチョップしたらタイムスリップした5 【解釈小説】

いつのまにか、神威さんが現代生け花じゃなくなっている
いろいろと崩壊している。
ほんとすみませんorz

本家様
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14991849

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投稿日:2011/09/20 19:47:01

文字数:1,394文字

カテゴリ:小説

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