君に 会っていたかもしれないね
一生に一度 かもしれないけど

君と 話してたかもしれないね
こんにちは だけかもしれないけど

僕はきっと 君のこと 訊くんだろね
友人 自慢の 甥のこと


そんなちっぽけな 事だけど
どうして 許してくれないのかな


君へ (この名も無き歌を贈ろう)
君へ (この言葉を詠み上げよう)
君へ (この叫びの行く先を)
君へ……


あの子に 名前があるんだよ
僕はその名前を 知らないけど

きっと素敵な 名前があるんだよ
あの子の大切な 人達からの

あの子の 名前が あるんだよ
あの子を 愛する人の 贈り物

そんなきらめく 事なのに
どうして 許してくれないのかな

君に (この叫びが伝わるか)
君に (この痛みが伝わるか)
君に (あの子へ注がれる愛の重み)
君に……


君は 愛されていたんだよ
きっとずっと 愛されるはずだった

君は 愛されているんだよ
今もいろんな 涙が流れてる

君は もっと 愛されるべきだった
こんなに 素晴らしい 家族がいるからね

そんな当たり前の 事なのに
どうして 当たり前じゃないのかな

そんな難しくない ことなのに
君に会うのは 不可能で

そんな些細な ことなのに
些細じゃないのが 悔しいよ

君へ (この歌は届くかな)
君へ (この言葉は届くかな)
君へ (お節介かもしれないけど)
君へ (知っておいて欲しいんだ)
君へ (君を想う人がいる)
君へ (君を知ってる人がいる)
君へ (世界を憂う人がいる)
君へ (雨を降らす人がいる)
君へ (だから)

君へ この詩を贈ります

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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君へ

生まれてまもなく死んだ友人の甥へ。

閲覧数:117

投稿日:2008/09/24 20:31:15

文字数:691文字

カテゴリ:歌詞

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