打ち上げから戻ってきたボーカロイド一行。
『ただいま』
「お疲れ様です」
留守番をしていた雅彦が一行を出迎える。
「雅彦君、冷たい水かお茶か何かある?久しぶりに羽目を外して飲み過ぎちゃって、冷たい飲み物が欲しいの」
かなりお酒を飲んだと思われるMEIKOが尋ねる。
「分かりました。冷蔵庫にお茶が入っていますから、それで良いですね?それとも柑橘系の果物を搾ったほうが良いですか?」
「…お茶で良いわ」
しばらく考えて答えるMEIKO。そして、雅彦を先頭にキッチンに向かう一行だった。
「雅彦さん」
「ミク、どうしたんだい?」
一息ついたボーカロイド一家。ミクが自分の部屋に引き上げようとしていた雅彦に尋ねる。
「ちょっと、雅彦さんの部屋に行って良いですか?」
「?良いけど…」
そういって、雅彦の部屋に向かう二人。
「扉にロックをかけてもらって良いですか?」
「え?良いけど…」
雅彦に部屋に入った所でさらにいうミク。ミクの提案を不思議に思いつつも、扉にロックをかける雅彦。
「…で、どうしたんだい?」
「雅彦さんは、木戸さんって知っていますか?木戸さんの話だと、今回のライブの練習に雅彦さんが来た時に、雅彦さんから差し入れを受け取った人だといえば分かるといわれていましたが…」
木戸の名前を聞いて、しばらく考える雅彦。
「ああ、思い出した。確か、僕の記憶だと、アンドロイドの体を持っていた人だったと思うけど…」
「その木戸さんで間違いないです。その木戸さんから、雅彦さんに会って欲しい人がいるっていわれたんです」
「ライブのスタッフの人からあって欲しい人?ライブの関係かな?ミクは何か聞いている?」
会う理由が全く思い付かない雅彦。
「ええっと、木戸さんの恋人の高井さんが会いたいって、いっているらしいのですが、木戸さんの話だと、雅彦さんとアンドロイドの体を持つ人類全てのための話をしたい、ということだそうです」
「!」
驚く雅彦。
「雅彦さん、高井さんという人は、きっと雅彦さんの悩みの解決の突破口になると思います」
「ミクは、やっぱり僕が悩んでいること、分かっていたんだ…」
(ミクは、僕が何について悩んでいるかは、おぼろげながら分かっているな。…だから木戸さんからの話を受けたんだ)
「分かった、で、僕はどうすれば良いんだい?」
「高井さん宛の連絡先を預かってきました」
「分かった、その連絡先をもらうよ」
そういって、雅彦はミクから高井の連絡先をもらった。
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同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
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「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。

kurogaki
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