君に一番近いのは僕だと
確信していた
それなのに君は誰を見てるの？
僕がこんなに傍にいるのに
ねぇ、君の瞳(め)は誰を映すの？

僕にはしない君の表情(かお)
バチンと何かが弾け飛んで
狂った歯車が回りだす

誰かのモノになるくらいなら
僕の手ですべて壊してやる
君に消えない証(キズ)をあげる
どうして？と呟いて
零れた君の涙が
僕の悦に変わる

裏切った君が全部悪いのだと
言い訳を重ねる
その度増える僕の愛の証
涙も枯れた　虚ろな瞳
ねぇ、なぜ一度も拒まない？

君がくれた愛の衝動
苦しめていると知っていても
ドウスルコトモデキナインダ

解放されたいと望むなら
君の手ですべて終わらせて
その手に持たせた刃(やいば)で今
僕の胸に突き立てて
そのまま貫けばいい
君を楽にしてあげる

揺れる瞳　ゆっくり閉じる目
君は今どんな表情(かお)してるの？
君と僕の体が重なる刹那
できないと叫んで
流れた涙が
狂った僕を砕く