A
携帯のライトは 古い駅照らす
切符によれば24(じゅうに)時丁度の発車だ
天気予報ではそろそろ雨らしい
雲間に見えた星一つ指さしてる
(イントロ)
A
コンビニで買った コーヒー渡した
どっちにしても 寒いままと自嘲(わら)ってた
いつものような 無駄話一つ
思いつかない 時計は止まらないまま
B
二人の距離は 0のまんま
握った右手 熱などなくて
何度好きだと君に言った?
もっと言えたはずなんだ
S
さよならは言わないよ いいや、言えないよ
だって永遠が終わってしまうから
泣かないでと言ったって 君も泣いてるんじゃないか
非情なベルの音は 聞かないふりでいたいよ
A
「雨音はまだ、聞こえてこないね」
口に出すのは それがどうにかなもんでさ
携帯はどうも 見る気が起きない
君の姿を 焼き付けなきゃって思うんだよ
B
今も今でも信じていない
現実なんて星屑なんだ
どちらともなく 瞳を見つめて
どうしようもないキスをした
S
さよならは言わないよ いいや、言えないよ
だって妄想をしまっておけないから
「その切符を破ったら」 いつも往生悪いな
君は何も言わずに 首を振ってしまった
C
ベルと汽笛が 運命を迎えた
片耳だけしか 塞げやしなくて
古びた列車 静かに止まった
言うべき言葉は もう決めておいたはずなのに
S
さよならは言わないよ いいよ、言わないよ
…なんて後悔は 終わってしまえばいい
「行かないで」をどうやって 音にしないでいようか
君が足を進める
S
僕と君向かい合って きつく抱きあって
そっと永遠を誓って囁いた
ベルが鳴ってドア閉まって 意味もなく走っていたんだ
大きく手を振ったよ 星に呑まれるまで
寒い空に溶けだした 雨が今やっと降った
泣き笑った変な顔で 二人で言えたんだ
「またね」と「大好き」を
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