第2話「新しい世界?」

―少年は落ちた
いや、吸い込まれたと言った方がいいのだろうか・・・

この後は、どこへ行く
天国?地獄?いや・・・

――――――――――――――――――

「・・・てよー」
声が聞こえる・・・

「(俺は落ちた・・・)」

「(死んだんだ・・・)」

「(じゃあ、ここは?
何故、声が・・・?)」

「・・・か・・きてよー・・・さん」

少年はゆっくりと目を開けた。
視界が霞んでよく見えない・・・
ぼんやりと見えるのは
少年の
顔を誰かが覗き込んでるような・・・

視界にかかった霧のような
もやもやは、直に晴れていった。

「あっ、やっと起きたぁ!」

もやもやが晴れて目に入ったのは
長い緑色の髪の毛をツインテールに
纏めている女の子だった。

「ここは?」

少年は、自分の前にいる
女の子に聞いた・・・

「ここ?ここは私の膝の上」

女の子は笑顔で答えた。

「・・・えっ」

「だから、膝の上だよぉ」

「@;\-,f☆^\・・・・・・」

少年は声にならないような
声を出して・・・
と言うより出しては無いが
頬を真っ赤に染め
起き上がった・・・と言うより跳ね起きた・・・


「えへへ、ゴメンねっ」
女の子は無邪気な笑顔で謝ると
今度は立ち上がり自己紹介を始めた。

「私の名前は
初音ミク♪この世界で言うと貴方の妹かな?」

「世界?妹?
なんのことだ?」

少年は、いきなりの事に
戸惑いを隠せなかった・・・

「あれ?もしかして
何にも知らない?」

「うん
だいたい何処なんだ?ここは?」

少年は周りを見渡した。
永遠と広がる真っ白い景色・・・

でも、だんだん
その景色は歪んでいき・・・

今度は暗くなった
なにも見えない・・・漆黒の闇

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

音♪2

やっとミクを出せました^^
主人公の名前はありますが
ミクに、なんて
呼ばせようか?考え中です(汗)

閲覧数:134

投稿日:2010/08/18 11:01:05

文字数:776文字

カテゴリ:小説

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