片翼の少年 第2章

投稿日:2009/09/12 03:35:49 | 文字数:2,168文字 | 閲覧数:184 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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はい、第2章でございます(´・ω・)ノ
長くなったので「前のバージョン」機能を利用して二部に分けております。
今回はミクさん出てきましたねーwこれでようやくボカロ3人ですw
そして、第2章で、すでに挫折気味でございますwww
自分の表現の乏しさに|電柱|ヽ(_ _|||))))ハァァァ ってなりますが
なにせ初挑戦なので、書き上げることが大事だと思い頑張って仕上げたいと思いますヽ(´A`)ノ

あと、第1章の説明文で長いと書きましたが他の方の小説探してみたら
長編書かれてる方結構いて、自分のなんか全然長くなかったですヽ(´∀`)ノ
問題は量でなく質だということが分かったので
精進して書かせていただきます!
一人でも読んでくださっている方がいるということを信じて・・・(´T`*)

では、また次回(^・ω・)ノシ

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TEXT
 

「レン元気にしていたか?」

そう言って青い髪の青年は少年に近づいてきた。
近くで見るとその顔立ちは端整で、優しそうな青い目をしていた。
髪は少年より短く、ショートカット。身体つきもしっかりしている。
均整のとれた体だ。
やはりこの青年は自分のことを知っているらしい。
しかし、記憶のない自分には全く持って知り合いであるという実感がない。
自分の名前らしきものを呼んではいるが、知り合いだという確信は持てない。
少年は思い切って聞いてみることにした。

「失礼ですが、あなたはどなたですか?」

質問した瞬間、青年の顔が曇るのがわかった。
しまったと思ってもすでに遅い。

「レン。冗談はよしてくれよ。俺のこと忘れたわけではないだろ?」

「・・・・・・。」

「俺だよ。カイトだよ。本当に忘れたのか?」

「記憶が・・・」

言い澱んだ少年の言葉を聞き取れなかったのか、青年が聞き返す。

「ん?なんだ。なんでも言ってみろ。」

そう聞き返す青年の顔には悪意など見当たらない。
記憶がないとはいえ、忘れられたと知っては気持ちのいいものではないだろう。
自分はこの青年を傷付けてしまうんだろうか。しかし、このまま黙っているわけにもいかないし、言いかけたんだ。もう言うしかないか。
そう高をくくった少年は口を開いた。

「記憶がないんです。あなたのことも。それ以外も。」

それを聞いて、やはりカイトと名乗った青年の顔はまた曇った。
だが、今度は怪訝な表情ではなく、そう、後悔したような表情。忘れられていい気分の人間はいないが、後悔をするなんて・・・。

「あの時止めればよかった」

青年はポツリと呟いた。

「え?」

聞き間違いではない。「止めればよかった」とそう言った。やはり知っているのだ。しかも、彼は自分とかなり親しかったように思える。

「あの、僕のこと教えてくれませんか?」

青年は少年の言葉で我に帰った。

「あぁ、すまない。とりあえずここではなんだろう。家へ来ないか?」

記憶にはないが世話になっていたのだろう。この青年なら付いて行っても平気か。そう判断し、少年は彼の家を訪れることにした。
彼の家までの道のりは、馬の後ろに乗せてもらうことになった。



少年は、改めて自分の名前と青年の名前を訊いた。やはり自分は「レン」という名前で、彼は「カイト」というらしい。

「カイト・・・さん。」

「・・・ん?」

名前を呼ぶのに躊躇してしまった自分の言葉に、彼はどんな顔をしているのだろうか。そう思ったが、前で馬を操る彼の顔を覗き見ることはかなわない。
そのまま話を進めることにした。

「僕はどこから来たんでしょうか?」

「どこだろうな。実は俺にもわからないんだ。」

思いも寄らない返事に戸惑ってしまった。この人が全て知っているものだと思って付いてきたのに早まっただろうか。そう思っていると彼が言葉を継いだ。

「俺と出会ったとき、今と同じように記憶を失っていたんだよ。」

少年は予想していなかった事実に衝撃を受けた。なんと返事をしたらいいのか。言葉が見つからない。
そんな少年の様子を知ってか、知らずか、彼はそのまま話を進めた。

「レン。お前と出会ったのは、家から近くの街へ向かう山道だよ。何があったのかは分からなかったが、服はボロボロになって、翼を抱いたまま倒れていたんだ。」

翼・・・この人は翼のことも知っていたのか。そう思うと隠す必要がないという安堵感に見舞われた。

「カイトさん。僕、この翼のこと何か言ってましたか?」

「いいや、翼についても覚えてなかったよ。」

「そうですか。」

ホントに何も覚えてなかったのだろうか。今の記憶を失った自分では、その判断もできない。もどかしさを感じる。カイトは少年の気持ちを気づかい、必死に何か手がかりはないかと思い出してくれた。

「そういえば、思い出さなきゃならない何かがあるって・・・」

カイトは自分の発言した内容にはっとして言葉をつぐんでしまった。

「思い出さなきゃならない何か?それはなんだろう。」

「き・・・聞き間違いかもしれない。俺の勘違いだよ、きっと。それよりさ、俺の妹のことは覚えてるか?」

急に慌て出し話を逸らそうとするカイトを不審に思ったが、何か触れてはいけない話題なのだろうと解釈し、話をかえることにした。

「すみません。ホントに何も覚えてなくて。」

「いや、いいんだよ。今の状態ではきっと仕方ないんだろう。」

「ホントにすみません・・・。」

何だかきまりが悪い。記憶を失うということはこんなにも後味の悪いものなんだろうか。

「そんなに気にするなって。そう、それで妹の話だったな。」

「はい・・・。」

「名前はミクっていうんだ。」

この後家に着くまでの間、カイトさんはミクさんの話をしてくれた。
洗濯や掃除、炊事など家の中の仕事全般をやっているらしい。
カイトさんの話からちょっと抜けてるけど、頑張り屋で明るい性格が伺える。
一体どんな人なんだろう。
思い出そうと思っても、その容姿を思い出すことは出来ない。
罪の意識を感じても仕方がない。どんな人か楽しみにしておこう。


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新参者ですがヨロシク。

※ピュアっ子の気持ちを書いた歌詞が大半なんだけど
それだけではいけないと狂った感じの歌詞現在練習中。

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