そうだ。

俺は加々見の足元を見る。

これで加々見の脚も透けていれば、

「あぁ、こういう世界に今日からなったんだな」

と、ある程度納得できる・・・気がしなくもなかったが、

残念ながらそんなことを考えてしまったのは、やはり徒労に終わった。

そう、加々見には脚があった。

いや悪くはないんだが、その事実が

先ほどの美少女の「足が無い」ということを

俺の中に確証させてしまったのだ。

なぜだ。なぜ彼女には足が無かったのか。

幽霊か。いや、おれはそんなオカルトチックなことは

あまり信じない性質だ。

だがしかし、幽霊でないとするならば、

やはり先ほどの少女のあれh・・・

「どうした?」

俺の終わりが見えそうにない推理を打ち破ったのは

何も知らないノーテンキ野郎の加々見の一言だった。

「いや、なんでもない。さっさと行こうぜ」

「? まぁいいけど」

俺と加々見は教室へ向かった。


結局俺は今日、彼女を見かけることなく

家に帰り、いつものように過ごし、日付が変わったころ、布団に寝転んだ。

そうだ、あれは白昼夢だったんだ。

だが・・・いや。しかし・・・。


・・・気がつけば朝日が昇っていた。


俺はバカか。

白昼夢に悩んだせいで寝不足に陥り、

授業中に寝ていて先生に怒られるわ

下校中に川に落ちそうになったり

気がつけば、ぼ~っとしていたり。

だが今日も結局、彼女を見ることは無かった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

なつきたるらし ~視れる少年、視えない少女~ 02

うわ。 最近読んだ某小説の影響で、主人公のgdgd一人トークが炸裂(汗


ここからどうもっていくのか。 やっぱり最初に計画立てるべきだった(苦笑


なんか凄く終わりそうにない気がする。 ・・・がんばります(笑

閲覧数:123

投稿日:2009/08/03 13:44:11

文字数:620文字

カテゴリ:小説

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    ご意見・ご感想

    さっそくコメントありがとうございます(笑

    とりあえず、3話目書き終わって、

    少女を再び見かけて・・・っていうフラグを一応立てたんですが、

    戴いたアドバイスも織り交ぜながら、展開させて行きたいと思います^^

    2009/08/03 14:24:43

  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    ヘルフィヨトルです。
    楽しくよみました^^
    白昼夢ってそんなに怖いものだったんですか……
    お不足になり、叱られ、落ちかけ、ぼ~っとしてしまう。


    次は「俺が再び彼女を見たのは」で始めるのか?(って考えてみたり

    終わらせるの結構簡単じゃない?

    事情を聞く→一緒に事件を解決する→昇天or「その後、二人は幸せに暮らした」みたいな?

    事件のときに壁を何個か用意すればOKだと思う!

    2009/08/03 14:19:05

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