ツナガルロマネチカ
君と僕の手のひらを
重ね合わせるために
繰り返そう
1/nの君を見つけ出すために
錆びた部屋を抜け出した太陽が
プラスチックの毛布にくるまって眠る
歯車から垂れ落ちた血液を
瞳のない猫が舐め取った
君の心理に潜むハンプトン・メイズは
偽物のように門を閉ざしている
君と僕の手のひらを
重ね合わせるために
繰り返そう 試行回数は計器を振り切って
僕は君の
はにかんだ笑顔を見たいだけで
あの日のように
僕の髪を手櫛ですいてほしいだけで
箱の中で花開いたクロッカス
裏切られることに怯えているから
落ちた雛が死に行きながら鳴いた
信じていいのだと知ったから
夢と現
隣で横たわる君に
骨ばった腕を伸ばそうと足掻いた
何度だって夢を見よう
何度だって繋がろう
コードを挿し込まれた脳が悲鳴を上げても
何度だって夢にしよう
何度だって狂おう
眠り姫が いつか僕に笑顔を見せてくれるならば
君の手に
心臓に
唇に
言葉に
僕の指がずっと触れていたことに気づいた
繰り返した
繰り返した
果てなき果ての先
眠り姫はいつだって僕の隣にいた
目を開けて
目を閉じた
ほんとうが怖くて
いつのまにか
繋がっていた手
優しく握りしめられた
コメント0
関連動画0
オススメ作品
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
誰かを祝うそんな気になれず
でもそれじゃダメだと自分に言い聞かせる
寒いだけなら この季節はきっと好きじゃない
「好きな人の手を繋げるから好きなんだ」
如何してあの時言ったのか分かってなかったけど
「「クリスマスだから」って? 分かってない! 君となら毎日がそうだろ」
そんな少女漫画のような妄想も...PEARL
Messenger-メッセンジャー-
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから君と駄弁っていた
「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
命に嫌われている
「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
【ゆるふわ終末論者】
もう終わりだよ この国
行き詰まりだよ とっくに
希望はすべて消え去り
逃げたいよどっか遠くに
もういっそ永遠に消えたい
今すぐに楽にしにたい
叶うことの無いのぞみ
死神に捧ぐ祈り
学も金もとくにない...ゆるふわ終末論者
みらう
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想