#31



カイト、レン、リン、ミクの四人は、カイトの部屋で今後の対策や、敵の狙いについて話し合ったが……

やっぱり、決定的に情報が足りなく、まだ情報が点のままだった




そして……ハクとの戦いから一カ月

その間も敵は絶え間なくやってくる……

前にも増して、敵の攻撃が激しくなっている

ミクもルーキーとはいえ、戦える人数がすくないここでは毎回出撃

結果、数多くの戦闘をこなして、意識せずとも毎日、確実に強くなっていくのがわかった


「うん、まぁ、だいぶマシにはなったね。まだまだだけど」


リンは相変わらずミクに対して厳しい


「けど実際、大したものよ。私やカイトがルーキーの時よりは連携も上手だし」

「そうだね。僕らは喧嘩ばかりだったし」


メイコとカイトから、褒められたりもした


「なにより、負けない!っていう気持ちが前面に出てるのが、俺はすごいと思うな」

「い、いえ……私なんて、まだまだ皆さんの足下にも……」


レンの言葉にミクが照れる



そんな会話をしている彼らであったが……たび重なる出撃に疲労はピークに達していた

こうして、何か話していないと電池が切れそうで……


そんな時……またバグ達が侵攻してくる


「みんな、また奴らだ。しかも、今回は東と西からの挟み撃ちを狙っているらしい」


カイトの感知は、並大抵のバグ相手なら抜群の感度を示す


「またぁ……でも、やるしかない!」


リンがパンっと自分の顔を叩いて気合を入れた


「ミク。あなたは、また私についてきなさい」

「はい!メイコさん!」


ミクの元気な返事……これも、から元気

戦闘要員が四人なため、連携の相性と強さのバランスを考え、レン&リンとメイコ&ミクという二班にわかれてたたかうことが、ほぼ定着しつつあった


「じゃ、メイコさんたちも気をつけて!」


レンはそういうと、リンと一緒に東の方のバグの大群に向かっていった


「私たちは西に行くわよ!」

「はい!」


ミクの走るスピードに合わせて走るメイコ

ミクはメイコに気をつかわせまいと必死で走る

こうした性格もあって、ミクの実力はメキメキと成長していくのだった










けれど……

この日……彼らにとって、悪夢の一日になることは……まだ誰も予想していなかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

0と1に響く言の刃#31

これは予兆……

次回、リン&レン
次々回、メイコ&ミク

閲覧数:199

投稿日:2013/05/01 19:42:50

文字数:986文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    おわ……
    ミクちゃんひたむきでほほえましいと思った矢先に悪夢ですか……
    しるるさん……おぬしも悪よのぅですww

    おお!次回れんくん!!
    りんちゃん!

    2013/05/05 12:33:19

    • しるる

      しるる

      ワルですw

      ほんと…戦いの無い平和な場所にうまれてよかったですねw←

      2013/05/05 18:56:29

  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    ハッ!!?死亡フラグ・・・・・・
    とりゃあああああああああ《バキィィン!!》(へし折ろうとした音)

    2013/05/01 22:12:57

    • しるる

      しるる

      どうかなぁw
      そう簡単に折れるかなww

      というか、そんなフラグかなw

      2013/05/02 00:43:09

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