「ね~そこの黄色いお二人さん」



「ん、何」


ミクの呼びかけに、レンが短く返した。


「何さ何さ、ほいさっさ」


後からリンの返事もついてくる。



「早口言葉とかやってみない?」


「え・・・」と二人の顔が曇る。



「・・・なにそれ・・・・唐突に・・・。」


気だるそうにリンが言う。




「地味」とレン。


ミクが驚き半分に返した。


「な、んなっ!?地味って何さ?!」


「だってー」


「もっと何か別のことしようぜー」



「んーでもねー。あいにくの雨なのね~。
 だからさ、ここは早口言葉かなって!」



「全然つながりがないけど!?」


黄色い二人がツッコミを入れた。



「じゃあさー、とりあえず”隣の客はよく柿食う客だ”とか言ってみてよ」


「え、強制スタート!?」


「ほらほらー」


ミクさんガンスルー。



最初に口を開いたのはリンだった。


「とっ、隣のっ!客はよくきゃき食う客だ!」


「はい負けー。ドンマイッ」


ミクはイラっとくるようなウインクをリンにとばした。


「ちょっ・・・・・・」


「はいどんどん行こ~。次レン~」



いつの間にかミクがしきっている。早口言葉を行うのに指導者が必要なのだろうか。



「はぁ!?」


「何だ何だ~?まさか、自信がなくて怖いのか~?」


ニヤニヤと顔を歪ませている。


「馬鹿!そんなわけないだろうが!やってやらぁ!」


ほぼやけくそです、レンくん。



「とニャりのキャップはよぅ客食うぎゃくだぁあああ!!!!」




「は・・・・・・」


あまりに噛みまくってしまったレンに、リンとミクは呆気をとられているようだ。


対してレンは、どうだと言う様に腕を組んでいる。




「なんだなんだ?二人とも俺の完璧な早口についていけなかった?」



「いや、逆です」


ブンブンと勢いよく手を横に振るリン。



「あなんたに早口言葉をさせた私の失態です。私を殴ってください」


深くミクは礼をした。




「ちょ!どういう意味だよそれ!」






「そのまんまの意味です」





二人は声をそろえて言った。






ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

はやくちことば遊び

諸事情で、しばらく来れませんでした><


うpも飛び飛びで短くて。。。本当に申し訳ないorz

閲覧数:125

投稿日:2011/01/22 19:45:00

文字数:945文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 初音ミミック

    初音ミミック

    ご意見・ご感想

    うける~^^
    レンどま★
    ちなみに私は早口にがてだZE♪

    2011/01/25 22:11:14

    • かたつむり

      かたつむり

      www^^ありがとうw♪
      滑舌の悪さで定評のあるレンくんとは正にこのこt((殴
      早口を賭け事とかに使われるとおしまいじゃないか・・・!?←

      2011/01/26 19:37:17

  • 鏡美

    鏡美

    ご意見・ご感想

    お久々☆←
    レン、滑舌が…

    早口言葉って難しいよね!
    東京特化許可局とか、「坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた」
    とか一時はやってたよ~

    2011/01/24 17:18:54

    • かたつむり

      かたつむり

      おお?おひさ♪^^
      滑舌が・・・ね、うん←

      早口言葉おもしろいけど難易度高いよね?w!
      ・・・ぼ、坊主・・・!?よくわからないけど、その早口言葉は知らなかった・・・!!(ぇ

      2011/01/24 19:02:50

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