あれは散り散りに乱反射をした
花びらが恨んでいる
下水に落ちた君たちのことは
できるだけ見ないようにしよう

イヤホンを忘れた人形
ノイズが多くて耳を塞ぎたくて困っている
できれば逃げてしまいたい

眼差しに刺されたら凍傷になってしまうから
冷たい現実からは目背け
誰にも気付かれないように消えたい

前髪を伸ばしていたら世界の半分とちょっと
見えなくなってこりゃ都合がいいや
眩しいお日様すらもぼくの顔は覗けない
なんて優しい世界なんだろう
半分コの閉じた世界

目隠れのぼく きっと周りからは
ヘンな奴だと言われている

絶対的に負け試合
そんなアンフェア 慣れっこさ
どうせぼくが勝てたとしてもファウル

爪弾きにされたままで
ピンボールの様に逃げ回って
なんでぼくを追い詰めに来るの?
勝負事が好きなんじゃない
ぼくを踏みにじり笑うだけ
もうそれがクセになってるのでしょう?
笑い声は隠せてない

そんな日々をまだ繰り返していた
終わりなんてやってこない
エスカレートしっぱなしの此処
前髪で心まで隠したままずっと生きて
いつまで人形みたいにしてる?

変えられるのはいつだって 自分

覚悟を決めたら鋏でぼくは前髪を切った
残酷な世界 さあ「おはよう」だな
零れる涙も今では隠せやしなくなるけど
さあ見ろよ これがお前たちの罪
曝け出した傷跡が
消えない過去の痛みが
暴かれて癒やされるのさ

前髪を切り落としたら 見えたよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

前髪を……

『前髪を……』という曲の歌詞です

閲覧数:91

投稿日:2021/01/02 12:58:37

文字数:617文字

カテゴリ:歌詞

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