その蝙蝠は生まれた時からひとりきりで、薄暗い洞窟の天井にぶら下がっていました。見える世界も全部が逆さま。でも闇の中でひとりきりの蝙蝠にはそれが当たり前のことでした。ある日、白いウサギが洞窟に迷い込んできました。ふわふわの毛に赤い綺麗な目。蝙蝠は話しかけるでもなく、じっとウサギを見つめていました。どうして、あの子は頭を上にしているのかな。そんなことを考えていたら、茶色いウサギが現れて仲良く白いウサギと洞窟を出て行きました。
またある日、黒いカラスが迷い込んできました。あの子も頭を上にしている。カラスは蝙蝠に気が付きました。「やあ、君はどうして逆さまなんだい。外では皆が頭を上に、足を下にしているよ」蝙蝠は初めて、自分が逆さまなのだと知りました。蝙蝠はぶら下がったまま、カラスと話をしました。やがて、洞窟に風が吹くとカラスは飛んで出て行きました。
またまたある日、弱った子猫が迷い込んできました。蝙蝠はカラスを思い出して「やあ」と話しかけました。見たことのない蝙蝠に、子猫は怯えて丸まります。子猫を安心させようと、蝙蝠は地面に降りてみました。頭を上に、足を下に。今度は子猫が悲しそうに泣き出しました。蝙蝠は慣れない足取りで子猫を出口まで連れて行きました。子猫は蝙蝠の顔をひと舐めすると、出口から外に出て行きました。
蝙蝠は歩いて戻り、また天井からぶら下がりました。そして誰も蝙蝠を見てはいないのに、滑らかな羽根で顔を隠して少しだけ泣きました。
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