僕の悲愴な恋物語


前回のあらすじ

KAITOは自分の彼女(ミク)を、交通事故で失い涙に明け暮れる毎日だった。
すると、家のインターフォンがなり、いらただしげにドアを開けるとそこには・・・・


第2話


KAITO「ミ・・・・ミク・・?」

僕はまるで夢を見ているようだった。

ドアの向こうには死んだはずのミクがいたのだから・・・・

僕は驚いて、言葉を失っていると

リン「やっほwかいとっ!元気してた?してるはずないか」

とリンが横から顔を出した。

MEIKO「か~いとっw久しぶり」

レン「かいと兄さん、久しぶりw」

よく見るとみんないるではないか。

がくぽ「今日はみんなで見舞いに来たんだ。どう?調子の方は?」

KAITO「あ・・・ああ。問題ない。」

僕は目の前のミクに、釘付けになって周りの言葉をきにしていられなかった。

リン「とりあえず・・・・上がっていいかな?」

KAITO「あ・・・・ああ・・・。」

リンの方を見て、そしてみんなを家に上がらせた。

リン「かいとの家、久々に入った~。」

リンの言葉を半分受け流し

KAITO「この子は・・・・?」

ミクの方を向いていった。

リン「雑音ちゃんだよ~。かいとがいない間に転校してきたんだ。」

リンの言葉を聞いて理解した。それにしてもすごく似ている。

雑音ミク「ど・・・どうも・・・。雑音ミクと申します。かいとさんのことは皆さんから伺っております。どうぞ宜しくお願いします。」

性格と髪の色は違えども、その他はすべてミク(初音ミク)そのままだった。

KAITO「よ・・・よろしく。」

世界とは不思議なものだ。似ている人が2人か3人はいるらしいのだが、まさにこのことだ。意外と世界は狭いものだったのかもしれない。

MEIKO「私らがかいとの見舞いに行くって言ったら、わざわざついてきたんだよ?まだクラスメートで会ってないのはかいとだけだからって。」

MEIKOは感心したように話していた。

リン「それにしてもミクちゃんそっくりだよねぇ」

雑音ミク「はい?」

レン「確かに」

がくぽ「ミクがもう1人いるみたいだ・・・」

雑音ミク「はい?」

僕は1人下を向いて、その会話を聞いていた。

すると、MEIKOが、

MEIKO「雑音ちゃん。なんでさっきから、みんなの言葉に[はい]っていってるの?」

ミク(雑音)はポカンとして、

雑音ミク「だって、皆さんさっきから私の名前、呼んでいるじゃないですか。」

と言った。

場の空気は一転して、笑いの絶えない部屋となった。

がくぽ「雑音ちゃん。思ったより天然なんだね。」

僕は、泣いてた毎日から復活できたようだ。

僕は心の底から笑っていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕の悲愴な恋物語

第2話。

やっとできました。

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投稿日:2012/04/03 00:00:35

文字数:1,156文字

カテゴリ:小説

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