もう!


分かんない分かんない分かんない!!
知らない知らない知らない!!!!

大っ嫌いなんだから!











何で今,わたしが憂鬱か分かってんの?
……バカなあんたには分かんないでしょうねっ!!



















無愛想な笑顔


昔っからわたしはそうだった
人に合わせて,面白くない話に愛想笑いするのがやらなくちゃいけないことなの?
違うでしょ?

わたしの周りにいるのは面白くない人たちばっか


だから憂鬱



≪あんたがいるせいなのよ!?
 分かってんのかなぁ……

 あ,あんたの前で気抜いたら笑っちゃうのよ!!
 だ,だから,こうなってんの!!≫










日曜日の夕暮れ


明日からまた学校
ツマんない学校
ダルい学校
楽しいわけないでしょ!?

あぁ……
ダルいダルい


≪明日,またあんたに会わなくちゃいけない……
 ううん
 会えるんだ…………

 だけどさ
 嫌なんだよ


 こんなわたしが見られちゃうから……≫










∞テスト地獄


最悪
テスト死ね!
勉強なんてできなくても良いでしょ!?

あんなペラッペラの紙でわたしの何が分かるっていうのよ


≪このときはさ,席変わってさ,あんたの隣になるんだよ……

 何?
 わたしの死ねって言ってるわけ!?≫












あんたはわたしを憂鬱にする存在
メランコリンニストよ!


ばかばかばかぁぁ!





わたしに気安く話しかけないで!
わたしね,あんたのこと大っ嫌いなのよ!?












周りのツマらない女子たちは手紙やらメールやらで自分の想いの核をぶつけてる
何でそんな簡単にできるかなぁ……

訳わかんないんですけど!?




そんなことしたって,無駄なんでしょ?


わたし,知ってるもん
わたしみたいに他の人のこと『ばかばか』言ってる子は嫌われちゃうんでしょ?

でもさ
これがわたしなりのぶつけ方なんだけど……



はぁ
ダメね


何で,わたしの周りにはバカが多いのかなぁ……










『勇気』出してみた
喉のらへんまで出してみた


ほら
やっぱね

出てこれなかった






何でか分かる?



『わたしが弱い』って?
そ,そんなわけ無いでしょ!?



バカなあんたに特別に教えてあげるわ


わたしにはそんなもの必要ないのよ 
勇気を出す理由がないの


≪じゃあ,どうして出そうとしたの?≫




うるさい!!!
だまれ!!
わたしにそんな質問してくるなぁぁ!!!!















わたし,あんたのことイマイチ分かんないんだよね


こんなことして何がしたいの?
さっぱりだよ



だからさ
わたしが知らないうちにそういうことするのは反則だと思うけど?


『ココロを奪う』なんてこと簡単にしないでくれる!?
べ,別にわたしが奪われたわけじゃないわよ!?


そんなわけないじゃない!!

そんなことあってたまるもんですかっ!!!







あんたは全然気付いてない

『周りのことがよく見えてる』なんてウソ




でも,見逃してアゲル

わたし,そんなバカ知らないもん
わたしが知ってるのはね……











『ねぇねぇ』って何なわけ!?


わたしに気安く話しかけるなって前,言ったでしょ!?

まぁ,しょうがないか……
バカは他人の話聞かないもんね








うぅ……



もう!
何なのよ,その笑顔は!!!

それ反則!
これからやったら本気で怒るから!





分かったわ!
あんた,わたしを眠らさない気ね!

何なのよ!
もう!!






















明日も同じような時間が,同じように,同じバカたちと過ぎていく
その中で変わるのはわたしのココロ


って!
そんなわけないでしょ!?




か,変わるのはあんたの,その,何ていうか……

……笑顔…とか…………









わたし?
わたしは変わんないよ


無愛想で無口でカワいくないやつ




昔っからそうなの
だからさ,こういうのが嫌がられるのは知ってる
だけど,だからって変えられるもんじゃないのよ!

コレは!!







しかもさ
今,わたしがこうなのはそれだけじゃないのよ?

あ,あんたのせいなのよ!?





あんたが笑って話しかけてくるから……

わ,わたしが笑ってたらおかしいでしょ!?
だから,無愛想に返事するしかないのよ!



無口なのだって,そうよ!
わたしは普段からベラベラ喋るようなやつじゃない

なのに,あんたは話しかけてくる!!



……う,嬉しいよ?
うん
嬉しい


だけどさ……
わたしと話したって,ちっとも楽しくないでしょ?




わたし,お喋り上手くないし……
周りにいるバカたちみたいにカワいくないし……







分かってるのよ?
わたしは好かれてないって


なのにどうしてなのよ!?



どうして,わたしなんかに構うの!!??

























とある夢にあんたが出てきた


夢の中のわたしはよく笑って,お喋りがとっても上手で,何より……


素直






あんたはそんなわたしの前に現れた
絶対に他の人には見られちゃいけなかったわたしの姿をあんたは見た

夢の中だったけどあんたは見た


わたしはそれを望んだのかなぁ……?







そ,そんなわけない!!
誰かに見てほしかったとしても何で,あんたなのよ!?


うん
これは有り得ないわね










わたしは素直じゃない子
分かってる
わたしが一番分かってる


でも,分かってるだけ



これは直せないの
ゴメンね





わ,わたしったら何謝っちゃってるんだろ!?



わたしが素直じゃないのはあんたのせいなんだからね!?

あんたが,こんなわたしに笑顔で話しかけてきたりするからよ!!



































わたしはあんたのこと全て知ってるわけじゃない

きっと知らないことの方が多いはず


だけどね
これだけはわたしが一番よく知ってること







わたしね
あんたのことね……













わたしはね,あんたが大っ嫌い
大っ嫌い大っ嫌い大っ嫌い!!!





こんなことを叫んだ日もあんたは笑顔でわたしの側にいてくれた


もうっ!
意味分かんないよ!?


















校門を通って家に帰る


『ばいばい』




あんたはそう言ったね

うん
ばいばい



そんなの……嫌!!







走ってあんたのところに行く




ぎゅっ


あんたの服の端っこを引っ張ってみる




「……」




『どうしたんだ?』


……ばか


『ん?』


この!
鈍感馬鹿男が!!!!


『おい?
どうしたんだー?』


「ば,ばぁぁか!!!!!」






走る走る

あいつとは反対方向に




あぁあ
終わっちゃったなぁ……









引き止められる感覚

?


『馬鹿はどっちだぁ?
この大馬鹿娘』






あぁ
そうか

わたしもバカだったんだ

バカに恋したバカのお話かぁ……


ふふ
面白いじゃない










って!
何言ってんのよこいつは!!


わたしをバカ呼ばわり!?
何言ってくれちゃってんの!?





笑うあんた

わたしも今,笑ってるのかな?
ちゃんと笑えてるのかなぁ?












































あぁ,もう!!!

苦しい!
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい!!!!



こんなに苦しいんだったら前までの方が良かったカモ……

あの日々は毎日がツマんなくて憂鬱だった
だけど,こんなに苦しくなることはなかった……





もう!
バカぁぁ!!!!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

メランコリック  ……嗚呼,素晴らしいツンデレよ…………

ここまで読んでくださった方
ありがとうございます!!


Junkyさんのメランコリックです
メランコリックの意味は『憂鬱な様』とかだそうで……




今回は菜流さんの,リクエストというんでしょうか?
自分はもともと知らない曲でした


それを昨日初めて聞きまして……
今日アニ○イトに行く間リピートしてずっと聞いておりましてw……

そして今になるわけです!


可愛い歌ですよー
ツンデレ最高ですw!!



もしよければ,ご意見・感想の方,よろしくお願い致します

閲覧数:332

投稿日:2011/03/27 17:34:46

文字数:3,381文字

カテゴリ:小説

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