「リンさん!!どうしたんですか?」
いきなり教会に入ってきたあたしをみてハクさんはびっくりしていた。
お祈りでもしていたのだろう。手には十字架が握られていた。
「ねえ、羊皮紙、とペ、ンある??」
思いっきり走ったから息があがっていてうまく話せなかった。
「駄目ですよ、こんな遅くに・・」
ハクさんが時計を指差した。
時計を見るともう夜の8時だった。
海を眺めはじめたのがのが夕方の4時ぐらいだったから
4時間も海を眺めていた事になる。
辺りが暗くなることも忘れていたのだろう。
「私はもう寝ますからね 教会の鍵を渡すので出るときは鍵をかけてくださいね」
そう言って、ハクさんはあたしに鍵を渡してくれた。
「ありがとうございます・・。」
あたしは、ハクさんと一緒に住んでいるから一緒に帰ろうとしたけど、
今日は教会ですることがあったから、教会に残った。
ハクさんが出たのを見送ると、あたしは懺悔室に入っていった。
「・・静かね」
そうポツリと懺悔室でつぶやいた。
ここから神様・・いやレンも見てくれるだろう。
確か、レンも人を殺したとき何度も懺悔室に行っていた。
あたしは、人を殺すような行為をしたのに、行かなかった。
めんどくさい、とか言い訳をして・・。
本当は、教会というものが怖かったからだ。
何故、怖かったのかはわからない。
だけど、昔の自分は殺される事が怖かった。
だから、教会に行く事は自分が殺されると同じような思いだったのだろう。
今じゃ、そんな思いはどこにもないけど。
あたしは床に膝をつけ、言った。
「レン・・聴こえてる?あたし・・死にたいよ・・
いろんな人を殺して、税金を上げて民衆を苦しめたあたしを・・
レンはどう思ってる?
・・って問いかけても答えてくれるわけないよね・・」
当たり前の事を言ってなにがなるのか分からなかったけど
今はレンにとても自分の事をどう思っているのか聞きたかった。
「レンはなんで、あたしの身代わりになったの?
なんであたしを殺させなかったの?
レンはなにもしてないでしょ・・?
あたしの命令に従っただけでしょ・・?ねえ・・答えてよ・・」
「あたしは悪ノ娘よ!?あの時捕まってどうどうと死にたかったわ」
ゴソッ
「!?誰かいるの??」
振り向くとだれもいなかった。
「・・空耳かな?」
そう言い、なにかはっと思い出したように言った。
「願い事・・今なら・・」
あたしはなにか衝動に駆られたように立ち上がり、
懺悔室を出た。
懺悔室から出ると机に羊皮紙とペン、ガラスの小瓶が置いてあった。
なんだかんだいって、優しいハクが準備してくれたのだろう。
「ありがと・・ハク・・」
そう言って、あたしは机に向かった。
そして、ペンを取り羊皮紙にさらさらと書き、
ガラスの小瓶に羊皮紙を入れて、教会を後にした。
後悔の手紙3
あれれ、続いたよ・・。
ハクやっとでたよ。
小説もうぐだぐだだよ。
かのじょーはまさにあくのむすめ((壊れてきた
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