ゴウン、ゴウ。耳の中で
低く空は唸って
つまみ出した声で 
夕鳥は今日も啼く

果てしない物語だって
ページは終わるもんだ
今日明日、あさってだって
目を閉じない日は無いよ

君がおとなになる朝に
僕は眠ってしまうだろう
一番星見送って
妖精粉(まほう)は壜(びん)に詰めこんで


ポーコ、ポコ。ビイドロ色
光塗りつぶして
硝子箱の中で
夕鳥は今日も啼く

幾ら続編綴ったって
所詮時間は還らない
下りる幕、裏側で
役はみんな他人(ひと)になる

君がおとなになるのなら
僕は覚えていよう
薄いパジャマつかんで
飛び出した窓辺の温度


布団の下ゆめものがたり
あごの下で組む誓いを
囲ったランプの目の前で
僕らだけのネバーランド

君が大人になるのなら
僕は朝を迎えるよ
眠る僕は鳥に任せ
同じ朝を迎えよう

君が大人になるのなら
子ども(ぼく)は眠ってしまおうか
眠る自分は閉じ込めて
君との朝を迎えよう

さよなら、ピーターパン

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

bye-bye,Peter

タイトルの通り、モチーフはピーターパンです。いつまでも子どものままであるはずの僕が、君と一緒に大人になるための物語。
途中で「おとな」と「大人」で表記が違うのは、歌の中で成長する僕を表したものです。

出来れば男性ボーカルで歌って欲しくてKAITOタグをつけてみました。

閲覧数:143

投稿日:2010/08/20 17:24:15

文字数:420文字

カテゴリ:歌詞

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