見えなくても良かったんだと、

君は一言言った

本当は怖かったんだろう



昔のあの悲劇で君は今まで真っ暗な地を歩んでいた

少しでも君の支えになれたらとずっと隣にいたんだ

強く手を握り締めて

そのか細い弱い手の震えが少しは安らぐようにと

君は僕は手を握り締めるたびに笑って見せてくれたんだよ

僕はそれだけで嬉しかったんだ

君が笑ってくれるなら僕は何でもできたんだ



周りの人は刺すような冷たい目で君を見ていた

君は見えなくともその事を感じていたんだね

家に帰るたびに君は泣いていた

僕もそれを見て泣いたんだよ

君が悲しいと僕も悲しいんだ



君は「しばらく外へ出たくない」と言ったね

僕もそれを理解したよ

僕も外へは出たくなかった

君のことを悲しませるあの冷たい目を見るのが辛かったんだ



それから君は「もう大丈夫」と小さくつぶやいたね

でも顔はおびえていた

「無理はしないでいいんだ」僕は囁いたよ

でも君は「あなたを私の中で閉じ込めてはいけないの」

手を握った時とは別の作り笑いをしたね

僕は泣きそうになったよ

でも君をまた悲しませるわけにはいかないから一生懸命こらえたんだ

僕は君が笑ってくれるだけでよかったんだ



君はまた外へと一歩を踏みしめた

周りの冷たい目がまだ怖かったんだろう

眉にしわを寄せて泣きそうな瞳をとどめていたね

僕もそれを見て同じように眉にしわを寄せたんだ



それから少しずつ外へ出るようになったね

僕は嬉しいようで本当は怖かったんだ

だから君に内緒で一人で外へ出たんだ

外のあの指すような目さえなければと



僕は家に帰ってから可愛い顔で寝ている君の横に座ったんだ

寝息をたてて愛らしく笑っている君は僕にとってのかけがえのない人だ

僕は寝ている君の耳元で

「絶対見えるようにしてあげるから」

と囁いたんだ



僕はそれからいっぱい本を読んだんだ

家にある本棚に入りきらないほどになった本もあったけど

僕はそれも全部読んだんだ

全部君のために

僕は寝る間も惜しんで読み続けたよ

君が心配そうな顔で僕のいる所を見つめていたのは知ってるよ

でも大丈夫

君が笑ってくれるなら僕は何でもできるんだ



ある日君の目を治す方法を見つけたんだ

君に言ったら何でだろう

君はあの作り笑いをしたんだ

本当に見えるようになるか不安なんだね

でも大丈夫

絶対見えるから



君が目を覚ました時

君は震えていたね

何で?

何で震えるの?



君は「こんな事になるなら見えなくても良かったんだ」

そう言った

その時君が泣いていたかは分からない

僕は真っ暗な地を見ていた

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暗い地を歩む

.「僕は君が笑ってくれるなら何でもできるんだ。周りのあの目ももうないよ。君の為なら僕の目が見えなくなろうともかまわない。君を愛している。」

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閲覧数:73

投稿日:2010/11/02 03:40:26

文字数:1,149文字

カテゴリ:歌詞

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