そうだ、こういうことにしよう
「最初から決まっていた」
もっともらしい顔をしながら

そうさ、本当は何だって構わない
明後日からやってきたよな
意味もない理由

遠い日と 欠けた空
滲んでゆく面影
ずっと 忘れられない

こんな風に終わる世界の
始まりをふたりで見たいみたい
何にも残されてなくても
そんな瞬間も変える機会を与えてよ
ひとりで歌う詩を
何処にも 君にも 残せなくても


そうだ、こういうことにしよう
「一度しか言わないから」
聴こえないくらい小さな声で

そうさ、本当は何もかも怖かった
明日とは違ってしまって
空虚になる殻

近い陽と 朽ちた皿
翳んでゆく日常
そっと 色を亡くして

夢のように堕ちる世界の
真ん中にふたりで居たい 痛い
そこにも隠されてなくても
醒めるように暮れる期待を晒してよ
ひとりで語り 騙る
底にも 君にも 残さないけど


ひとりごとは掻き消され
最後にはひと欠片の迷子さ


こんな風に終わる世界で
いつの日かふたり出逢って在って
何にも憶えていなくても
そんな偶然に込める願いを笑わないでよ
ひとりで立って経って
いまでも 何時でも ただ君だけを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ウツセミ

生きるということ、愛するということをテーマに書いてみました。
これも数ある答えの中のひとつであって
正解なんてないんだろうなぁと。
難しいですね。色々考えすぎてしまいました。

前のバージョンで全ひらがな表記版が読めます。

閲覧数:195

投稿日:2011/09/09 23:20:23

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました