ノスタルジックな音がする 記憶たゆたう あの音が

少年一人夜の瀬戸に
大きな上着と夜を羽織って
大げさな機械で聴いていた

透度良好な電子街(でんしがい)は
星に刹那に惚れたようで
天の川に空を浮かべた

ノスタルジックな音がする 少年は 手を振った

機械仕掛けの月が昇る
星を結んだ鯨の舟
深度零(れい) 浮上せよ

卯月の風は異国情緒
孤独な小説 二等客室
小さなpartsで聴いていた

感度良好な旧市街は
夜打ち際(よるうちぎわ)が足元濡らす
命沈む銀河だった

ノスタルジックな音がする 鼓動たゆたう あの音が

歯車仕掛けの潜望鏡
少年の声 鯨の舟
ずっと 待っていたよ

波打ち際に
響くような
機械達が
唄うような
優しい声
ささやくような
心臓は螺旋に空回りしていた

鯨の駆動に
重なるような
血管とネジが
かみ合うような
悲しい笑顔
約束のような
音響は二重(ふたえ)に途切れていた

ノスタルジックな音がする 記憶たゆたう あの声が

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

音響心臓

閲覧数:286

投稿日:2016/04/19 22:27:00

文字数:430文字

カテゴリ:歌詞

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