いちめーとるさんじゅーよんせんち
少し離れて歩く私は君のストーカー
たまに振り返っては小さな足を止めて
何か期待したような目で見つめてくる

かといって何かを求めたわけでもなく
近づけばすぐに離れて歩いてっちゃう
何も無いところの匂いを嗅いでるけど
どんな痕跡があったのかな?探偵さん

一面の花畑にも波打つ稲穂にも
見向きもせず道ばたの石ころクンクン
宇宙からのメッセージですか?博士
友好提携条約は結べそうですか?

きっと見えてるものも違う
匂いなんてもっと分からない
仕方なく付き合ってるだけかも
それでもいいからそばにいてよ


さんびょうにじゅーはちのあいだだけ
君がおあずけをできたえらいえらい時間
どっちかっていうとね私が無理だった
その物欲しそうな目で見つめられるとね

これといって芸に秀でているわけもなく
なでてもすぐかみついて逃げてっちゃう
何も無い草むらに鼻突っ込んでるけど
そこに幸せは落ちてますか?手品師さん

舞い散る花吹雪も真っ白な吹雪にも
関係なく進んでは電柱をクンクン
古代からの暗号でしょうか?先生
自由貿易協定は結べそうですか?

きっと聞こえるものも違う
足音も何も感じない
エサのため一緒にいるだけかも
それでも構わないここにいて


たまにはさ違う路地も通りたくなって
冒険気分で旅行気分で歩いてたんだ
急に聞き覚えのある声が飛んできて
それで鼓動がひっくり返りそうに

遠くから声かけようとしたときに
脇にいたのは知らない可愛い人で
見たこと無いくらい満足げな顔で
それが幸せなんだって知っちゃった


さんじゅうななせんちろくみりから
君が顔をのぞき込んできてくれる
気がついたように引っ張っている
ここから離そうと必死そうな目だね

何も教えてないのに言ってないのに
クシャクシャの顔のままだからかな
うずくまる私に覆い被さっても
ごめんすぐに抱っこはできないんだ

呼んでも来ないし口笛も聞かない
なのに何で今だけそんなにやさしいの?
こんなにあふれるはずじゃなかったのに
道ばたでまるで犬みたいに泣いている

きっと大好きなものも違う
でも鼓動は少し似ていて
意味なんかどうでも良いって顔して
それだからやっぱ君が好き


腫れた目を見ても別人と思わないなら
ハナマルの合格点をあげようかな
やさしさも思い込みだって知ってるけど
それならこの寂しさも消えてくよね

夕暮れの街明かりに紛れてしまえば
きっと何も無かったように一日が終わる
宝箱に閉じ込めた気持ちに封をする
足を拭いたばかりの君に噛まれないように


最後に一度強く抱きしめて息を吸って吐く
何も分からないまま少し痛かったらごめんね

明日綺麗に玉砕してくるからさ
その時もやさしくしてくれるかな
君のしがないストーカーより

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  • 非営利目的に限ります

私のやさしいストーカー

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投稿日:2023/04/20 21:30:13

文字数:1,173文字

カテゴリ:歌詞

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