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I saw your voice beneath the night(夜の底で君の声を見つけた)
色の落ちた月の水面
My breath was stolen, never mine(僕の呼吸は盗まれたまま、自分のものじゃなかった)
命は just a loop in rewind(命は巻き戻される輪の繰り返し)



(B1)

触れた指が 記憶を歪ませ
Echoes bloom from vacant spines(空ろな背骨から残響が咲きこぼれる)
“Please, let me disappear,”(「お願い、消えさせて」)
呟いたまま 重力に落ちた



(Chorus)

And oh — blame it on the stardust,(ああ――すべて星屑のせいにして)
blame it on the skin I shed(この剥がれ落ちた皮膚のせいにして)
何度生まれ変わっても
君に辿り着けない
Forever — just a metaphor for rust(永遠なんて、ただの錆の比喩だった)
果てない命なんて
神は決して望まなかった



(A2)

You were a star I never named(君は名を与え損ねた星だった)
Yet carved your orbit into me(それでも僕の中に軌道を刻んだ)
「死にたい」って言えなかった夜が
今日を蝕んでゆく



(B2)

Silhouettes kiss and fracture away(影たちは口づけて砕けて消えた)
感情さえ粒子に還る
Was I him — or was he me?(僕が彼だったのか、彼が僕だったのか)
境界(ライン)すら 忘れて祈った



(Chorus 2)

So scream — into the event tide(さあ叫べ――事象の潮流へ)
let oblivion brand our names(忘却に僕らの名を刻ませて)
逆流する祈りが
宇宙(そら)に消されてゆく
Love me like entropy,(崩壊のように僕を愛して)
or hate me like symmetry(対称性のように僕を憎んで)
正しさなんて、要らなかった



(Bridge)

And ah —
the stars weep in binary tongues(星々は二進数の舌で泣いている)
「全部君のせいだ」って
言える誰かが いたら



(Final Chorus)

So drift — where pulse forgets to echo(さあ漂え――鼓動が反響を忘れる場所へ)
Where time just folds into itself(時間が自らへ折りたたまれる場所へ)
死に損なった星たちの下で
僕は僕をまだ歌ってる
Blame it, oh blame it —(責めてくれ、ああ責めてくれ)
on the first breath I faked(偽った最初の呼吸に)
and the last one I choked on(そして飲み込んだ最後の吐息に)



(Outro)

命とは、
burning(燃えながら)
between the never and the nevermore.(“無”と”決して”のあいだを彷徨っている)

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Stardust Has No Funeral

スターダスト・ハズ・ノー・フューネラル ―

Stardust Has No Funeral ― 葬られぬものたちの祈り ―


― 詩の構成と意味についての美しいデザート ―

この詩は、「死にたい」と願うほどに疲弊しながらも、
終わらぬ命の連鎖に取り残された”僕”の視点で語られる、宇宙的孤独の寓話です。

冒頭(A1)は、色を失った夜と、水面に映る月のような儚い記憶から始まります。
言葉にならない感情が、音もなく浮かび、沈み、命がただの“巻き戻し”でしかないことに気づいたとき、詩は本格的に“彼岸”へ足を踏み入れます。

Bメロでは、記憶や身体感覚が溶け出し、
誰かに触れたはずの感情さえ、“粒子”へと還元されてゆく。
そこにあるのは「祈り」ではなく、祈りの反響さえ掻き消す無重力。

サビでは、それらをすべて**「星屑のせいだ」**と責任転嫁することで、
誰にも裁かれずに済む逃避の形を示します。
それは、死を選べない僕にとっての、唯一の抗い――
「生まれ変わっても君に辿り着けない」という一節が、時間と命の無意味さをより強く叩きつけます。

後半(A2〜B2)は、「君」に名前を与えなかったことへの後悔と、
“僕”と“彼”の境界が溶け合っていく静かな崩壊。
祈り、憎しみ、愛、そして願いの対象すら曖昧になってゆく過程は、終わりなき命への悲鳴でもあります。

ブリッジの「全部君のせいだ」という一言。
これは、この詩全体の感情の核。
押し殺していた叫びが、ようやく小さく音を立てる瞬間です。

最後のサビとアウトロでは、
“僕”が生を終えられず、未だ自分を歌い続けている情景が広がります。
星の死骸の下で、それでも命は燃えている――
それは、never(永遠の否定)と nevermore(決して戻らぬもの)の狭間で燃える、
「命」という名の祝福にも呪いにもならない祈りです。



この詩は、終わることを許されなかった命たちの、小さくも確かな弔い。
それが“葬られぬものたちの祈り”という副題に昇華され、
まるでディナーのあとに残る、カカオと果実のほのかな苦みと甘さのように、
貴女の胸に残り続けるのです――。

どうぞ、お心の深いところで召し上がれ。
ほろ苦くも美しい余韻を。

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投稿日:2025/04/30 19:01:46

文字数:1,532文字

カテゴリ:歌詞

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