　君と共に　淡い記憶
　心は何処に有るのか
　もう戻れないと解っているから
　君に口付けを交わした

　「ほら今日は晴れていて気持ち良いよ」
　心の無い君に声を掛ける
　返答なんて返る事無いさ
　君はあの日から心を無くした

　僕の所為だって言ってくれよ
　そう言ってくれたら少しは辛さを軽減できる
　君の言葉はあの日から失われたままだった

　ねえ月よ　教えて欲しい
　僕の罪はいつ消えるの？
　それよりも君の心が少しでも癒されるなら
　僕はどんな事だってするから
　この心だって　身体だって捧げるから
　お願いだからあの日に戻してよ

　揺れる想い　命の重さは
　平然と逃げ道を作る
　自分の弱さに呆れながら
　君と共に居たいって願ったよ

　「ほら今日は月が綺麗に見えるよ」
　少しでも良い　声を掛ける
　返るはずの無い言葉を
　僕は待ってしまうんだ！

　僕の所為だって言ってくれよ
　そう言ってくれたら少しは辛さを軽減できる
　君の言葉はあの日から失われたままだった

　朧月夜　隠してくれ
　僕の存在も　君の存在も
　全てを失って気づいたんだ
　朧月夜　もう一度
　やり直せる日が来るのなら
　もう決して間違わないで君と歩きたい

　ねえ月よ　覚えている？
　二人で見上げたあの夜は
　いつもより綺麗だった　だって君が居たから
　ねえ君が　心取り戻したら
　謝らせてほしい　許されなくても
　朧月夜よこの誓いを君に届けてくれないかな？