「貴様は誰だ」
 蒼髪の男が問う。しかし彼女は答えなかった。
「あなたが、蒼の王なのか」
 彼女は問う。蒼の王と呼ばれた蒼髪の男はただ、彼女を見つめていた。
 彼女の姿。
 粗末な服に、振り乱した髪。
 何もかもが、自分と正反対だった。
 そう、何もかも。
 彼女の髪は鮮やかな血色をしていた。
「貴様があのときの…」
 蒼髪の男は口を噤んだ。
彼女があの時の女であるはずがない。
彼女はあの時、確かに炎に包まれて消えたのだ。
「そう」
 蒼髪の男が想いを巡らせている時、血色の髪の彼女は突然肯定句を口にした。
「わたしが、あの時の女」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢現(ゆめうつつ)

ピアプロにユーザー登録して早2年。
このまま何も投稿しないのはどうかなあ…と思ったので一応初投稿。
だけど未完です。この先続ける気も今は無いです。
蒼髪の男=カイト
血色の髪の女=メイコ
見たいな感じです。
罪悪感とかに負けたら封印します。

閲覧数:224

投稿日:2010/07/30 17:39:06

文字数:269文字

カテゴリ:小説

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