01.スリープレスクローム
レンズ越しに 白、黒 写して
知らないもの遠く 灯りの下通す
耳鳴りは絶えず 風鳴りも絶えず
月を探す秒針に沿う
このままずっと目を凝らして
囁きだす点たちに問う
もう遊べないの?まだ笑ってる?
重なりだす足音に酔う
そのままそっぽ目をそらして
斜陽も線で吸うモノクロにもう
さよならなんてする間も無く
色が付くの
見たくないもの
思い出のように 浮かんでは消えてく
意味の無い事すら 覚えていたくて
02.ミニチュアクローム
底が見えないのは
先が見えないから
ひとつ、見つけたって
ふたつは無いよ
そっと撫でつくように吐く
もうちょっとと振れた足音と
もっともきっと止まない風の音も
ずっと鳴くのだ
月を探す、夢見たのは
偶然なんかじゃなくて
ぼやり示すキラキラ、ほら
曇りの空さえも飲み込むように
雨が止むのなら
枯れてしまうかな?
ひとり、いないことも
ふたり知らず
ほっと冷めるように吐く
もうちょっとだっけ 待ってって言うと
もっともっと巻き込むそれを
ただじっと待つのだ
道を探す事、尽くした
先になんにもなくて
既知を翳すのもうんざり
だと感じてしまうなって
口を閉ざす、夢見がちは
必然なんかに惑う
ぼやけていた視界もほら
貼り付けたように晴れてるのに
目の前には ただ 黒 白 溺れていくばかりで…
03.シェルターカラフル
たった一杯の水道水に群がる手は
ただ損ねる事を恐れて
またいっぱいの水道水を求める手は
駄々を捏ねて欲しがっている子のようだ
色とりどりを散らした、片手間に
モニター越しに景色を見下ろす
楽しいですか つまんないですか
聞こえちゃいないな 外の世界は
彩度を失ってしまってからはずっと
掃討、浸透、深層、弛まない
線を引っ張って 塗りつぶした
ぎこちないな 同じ世代に
意味なんて無いよ 暗いよ
視界も思考もどうもこうもないのに…
まだ一切の水道水を貪る手は
全く畏れていないみたいね
このような 彩り取りを進めた、最果てに
シェルター越しに気色を眺める
楽しいですか つまんないですか
答えちゃいなよ 底の世界は
再度、失ってしまったもんはきっと
相当、心頭、真相、戻らない
バケツ選んで 1タップしたんだ?
技巧はないや もう次世代に
吟味なんて無いよ 痛いよ
思想し、沿う、と
ここから出して 私を連れて行ってくれ
(sort of thought, ride on me…)
なぜか…
色といい、とうにもうどこにもないものに
フィルター越しに私も引かれる…?
楽しいですか? つまんないですか?
応えらんないや 外の世界じゃ
彩度を失ってしまったのはきっと
きっと、きっと、私の目だ
楽しいですか、つまんないですか…
グレーで描いた 同じ世界に
気味なんて無いよ 居ないよ
視界も思考も瞳の孔もないのに…
04.ハイウェイヒプノーシス
掠めた風が囀る
「先なんてありはしない」と!
それを決めるのはお前じゃないと塞ぐ
掠れた声で宣う
「救いなどありはしない」と!
それを決めてこそミチなど無いと唸る
独りぼっちでそこまで来たのだろう?
(傷だらけの躰で)
だから追うのさ 嘘じゃないんだと!
今も 前を見せてくれ、と乞う!
ハイウェイヒプノーシス
注水中、とうに!
最低のショーに 落ちてしまいそうなんだ
噛んだ指 流れる血
思い出してよ、行きたかったトコ
うるさく鳴るソレも
聞こえなくなるのは
お前らのせいじゃないだろうとわかる。
独りごちて「そこまで」を決めるなら…
(いずれ避けられぬなら)
だから追うのさ ここにいたんだと!
今も 犀を刻みつけ、走行!
id=hypnosis
空中の栄光、描いているように
手探りのライヤ&Qの解を知りたいと!
焼き切れてくI/O 誰が償える?
ハイウェイヒプノーシス
注水中、とうに!
咲いている脳に、目に何が映る?
考えないように駆けていく
幻を追いかけて…
05.ロンリーパルスチックス
ボタンひとつで死んだ生命 見ない、市街
少し拒んだ音色
歪んでしまってしょうがないなあ もう
上手にさ、歩けても 目の奥が冷たくて
どうしても、どうしても満たされないままで
息をしてみたいのに この波が邪魔をする
溺れている もうずっと前からなんだ
プラスチックはただ流されてゆくだけ
耳を刺した伝令信号 皆、以外
少し壊した経路
霞んでしまってしょうがないなあ もう
丈夫にさ、出来ていても 無神経に貫いて
どうしたら、どうしたら 宙に浮く思いは
息をしてしまうのに この箱が邪魔をする
繋いでいる メロンパンの恒久保存版
冷たい身体を自分で抱き寄せて
「正しいだなんて思って 重力を手放した向こう側に
今までを全部壊してしまうような 人間じゃないモノを繋いでる手を」
「寂しいかなんて思うのは ただただ与えて貰った後で
何かに思考を委ねていったんだ 消えた主体性も初めから無いようだ ねえ」
「寂しいだなんて思うなら 機質を棄てなきゃよかったのに
今までを全部覚えているんでしょう ニンゲンじゃなくなった前の事も」
「正しいかなんてわかんないよ いくつも間違えてきちゃったもんで
誰かの思考を歪めていったんだ 消えないパルス波は今も耳を刺して」
06.ステップスペース
幾千年 共に飛んだ
船もさ、みんなで 壊してしまったの …きっと
どこを見ても チカチカする
吐く吸う、空白 …呼吸が途切れる
「夢に見た景色が
こんな形で叶うなんて、ねえ?」
…嬉しくはないけど
まだ青い頃に見たかった、だよ
ポシェットの中身が ひとつ、ひとつ消えてく
隙間のフレーズに 誰もが触れずに
日々埋め立てたくせに!
また忘れてきたりなくしたり
今まで見たものや
未知を描いた厚い本さえ
赤色に塗りつぶして
しまった人は誰なんでしょう?
軌道も端末も
重さの外と嘘をついてる
月日が流れてく…たび
日をめぐる月を見ている
「退屈な日々がさ
大切な日々かどうか!」って
わかるはずないでしょ
どうかしてる訳じゃ、ない
あの星のどれかを
誰もが見つめてるの…かなあ?
詰まる無限のスペースで?
そろそろ家に帰ろっか?
なぁ…?
あー……………
07.逆さに降る雨
ペトリコ 鼻をつく
湿っぽい香りは今日も、また
眠気を誘うように
心地良く音はポツ、ポツと
起床 朝 5時半 調子は良く、 空
微笑 また造形 窓 魔導? 惑う……
それは
剥がれるより 日々ひび割れるように
流されるままに 逆さでいたなら
ないものをねだったって 水くさい人なんて
ポツリとこぼした 誰にも気づかないのにな
教えて どうして まだ足りない
夢じゃない、幻? 目眩 出会い 紫陽花…
それから
枯れるより ひび日々腫れるように
空へ減り捧ぐ 逆さでいたなら
そして
傘を差して 色づきを気取って
歩く 線を引く 切り取る 見つめる 眠る
さめざめ 冷めた朝
ぼとぼと きれいなあか落とす
08.終電に乗っかって
終電に乗っかって
終電に乗っかって、
ほつれ、もつれた心
その他もろもろ 全て
乗せて箱はゆく
夢じゃないからこそ、夢みたいなしくみ
大事な訳でもないが
手放せる勇気もないな
そんなヤツばかり
ここにはいるんだなってさあ
がたん ごとん
ゆら ゆら
がたん ごとん
ゆら ゆら
がたん ごとん
ゆら ゆら
がたん ごとん
やだ やだ
終電に乗っかって
少しの齟齬ばかりが
終電に乗っかって
積もり こだましている
終電に乗っかって
言葉がこぼれちゃっても
終電に乗っかって
わからないままでいてね
終電に乗っかって
終電に乗っかって
終電に乗っかって
巡演に則って、
笑っていたいなって思うよ
流されるばっかだけど
愛し、愛されて
気づかないふりをするよ
してるから
いつまでも?
近い未来
おとずれる
その時まで
終電に乗っかって
わたしの物語は
終電に乗っかって
思うよりずっと矮小で
終電に乗っかって
形が崩れちゃっても
終電に乗っかって
それがあるべき姿
終電に乗っかって
終電に乗っかって
終電に乗っかって
終演に向かっていく、
終電に乗っかって.
09.夢を見すディジタルツリィ
コンクリート剥き出しの部屋
窓から落ちてくばかり
叩きつけるよな音は
昨日からの雨が続いてる …まだ
外に見えているものは?
(黒く反射する道を
慌ただしく歩いてく
敷き詰められた人々とか) 今日もそうだ、
指先でなぞる 行く末、道筋
…見えないものには 怯えずいる
頭に根付いた、記憶を吸う木?は
誰にも見えては…
居ない、見たい?
白カビの絶えない部屋
窓からさす月明かり
叩きつけたよな音も
明日にはきっと忘れている 今日もそうか、
目につくあかりが ひとつ消えるたび
見た今日がまざる …ぐちゃぐちゃでさあ
思い出とやらも 薬になるだけ!
頭の中身に 気づいても…今を
ちゃんと夢も 抱いてたよ
「起きる前は?」
…さあ?
(ずっと底をのぞいていた頭がさあ、
枯れてしまったなら
きっとねれない街が出来上がるねえ、でも
そんなことすら わからないよ …まだ……)
10.雪解色
やんなるような事ばかり
どうして目につくのだろう
窓の外の景色は
未だ話してくれないんだ
あんなにうるさかったのに
みんな目を閉じてしまう
踏んづけた形だけが
今も睨み続けてるもんでさ
頭の中もまっしろけなんじゃないか?
どうしようもないもんに怒鳴り散らしてさ
小さいなあ 震える手も口も何もかも
腐った雪がカギかけた
今、空が搔き回した
都市機能すら止めるほどに
蓄積された心の重りを
手放したくはなかったの
やんなるような事ばかり
どうして張り付くのだろう
窓の外の言葉は
今は聞こえなくなってしまったもんでさ
頭の中は数字ばっかになっちゃった
叶わない夢を見すぎたから
小さくて キリなんかない視界の隅にほら
腐った月がチラつくよ
穴の開いた長靴も
擦り切れている手袋も
ツギハギだらけの上着でさえも
手放したくはなかったの ねえ
壊れかけの街灯が夜を照らす!
黄金に染まりゆくレールを
足跡、痕は目を伏せてるけど
どうしても歩けなくて
口をつぐんで 耳をふさいで それでも今日は見ないといけないよ
爛れた関係を壊して欲しいなら
11.余年を見つめて
巡らしていたら 気づいてしまったの そう
眠らしていたんだ 頭の奥底、へ
上擦った声も 浮ついた心も
上手く笑ってさ 受け入れたふりをする
その後を あの子の どの事? この頃?
やわらかい 指先 感じたり
もしも
心の隅のとこが声を上げたら
だけど
もう遅すぎたコトだって
わかってんのに
閉口したのは 誰のせいなんでしょう
返答したいのも 誰も気づかないよ
変動したから 誰もがいなくなって もう
並行したいなら そっと
ひとつも
叶えてあげられはできなかったから
この言葉が
届いてしまうと壊れちゃうのに
それから
このやわらかさだって覚えているよ
だから
もう 目と目が合わさったって
わかんないの、だって
笑っているように
12.プリズムに沈む
今、この目で映した全て
沈んじまうような気がして
いいの? いいよ それでも、いいよ
月の見えない午前2時
そうなった ここらはダム湖に潰えた
頭の中じゃわかっていたけど
見つけらんないな、こんな 深すぎる海の中じゃ
些細な事も琴線に触れてゆくから
それでいいと 逃がして欲しいだけなんだけど
まだ事実が転んでつけた
手の擦り傷に滲んで
痛いの? 貸与 それで、もういいよ
雲ひとつ無い午前5時
そうだった 貸し手は残らず死んでった
頭の中じゃわかっていたこと…
見つけらんないまんまで 自分も死んでしまうだろう
ただ少しでも片鱗に触れられたなら
それでいいよ 見せかけでもいい
あー、でもなー
沈めたものもいつかは浮かばれるの?
…そうだといいな
眩しいよ ここから見上げる景色は
13.無題
さしたる仲では無い
特別なにかあったわけでも無い
それでもこだまして
どうしても耳に刺さる
昨日のことだけ見てる
夢みたいでも
浮かぶばかりじゃ 浮かばれないよ
窓の外は
さあ
一等星にならなくていい
そっと 空を見る午前2時
もう一生涯届かないから
遥か地を思うだけ
さあ
一等星になれないまま
そして 塵カスの星になる
もうじっとして動かないから
春には忘れてるさ
さしたる事じゃないが
あと一つ何かあったような気がして
明日の事だなんて
何一つ知らないくせに
昨日のようと思い出す
夢見がちには
沈むように 静まるように
後の言葉
僕ら何となく重ね見過ごした未来たちが
消えて初めて"好きだった"なんて口に出す
そんなもんばかりだと馬鹿にしてた だけど
同じもんだ
一等星にならなくていい
ずっと 馬鹿を見る午前4時
でも畢竟しょうもないことだけ
いつまでも引き摺るの
さあ
一等星になれないまま
いつか 最果ての墓地になる
でも一緒の時を笑えたこと
誇らしく思えたら
ああ
嫉妬しそうなほど優しい
とこしか見せないあなたへ
大人になれない僕だけが
さよならを言えないまんま春になる
まだ
さしたる仲ではなく…
特別なにかあったわけでもなく…
【ジャケット・歌詞】#つめこるむ_03
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けんはる
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