「もうやだぁ」
私は明日提出の宿題を前にして唸った。
そのまま机な倒れ込んでアゴを乗せる。
「……投げ出したい」
そんな言葉を呟いた少し後に、
「きりた~ん、ウーロン茶いるぅ?」
ずんねえ様の声が、扉の外から聞こえてきた。
「いりませ~ん」
「は~い」
私ーー東北きりたんは、明日出さなければならない宿題を前にして絶望した。
本当ならゲームしたい。しかし、それは出来ない。
何故ならば、先生に怒られるよりも、ずんねえ様にガッカリされる方が嫌だからだ。
しかし、そんな思いを持ってたとしても、算数の前では気持ちが大きく揺らいでいた。
時間は刻々と過ぎていく。私はどうすればいいんだ。
軽く頭を抱えていると、周囲が騒ぎ始め出した。
イタコねえ様の声が聞こえる。
イタコねえ様は仕事が終わったらしい。騒がしい声から、友達を連れてきたみたいだ。
私はこの時、ふと将来のことについて頭に何かがよぎった。
このまま勉強が出来ないと、イタコねえ様の弟子になるという将来の選択肢だ。
顔が少し血の気が引いた気がした。
私は決めた。勉強することにした。
一応言っておくと、イタコねえ様を尊敬してる。ねえ様は稼ぎだって凄い。
けれど、私にはあんな生活無理だ。できっこないのが目に見えてる。私は家でゲーム実況だってやりたい。
それならば、たくさん勉強して将来のセンタクシを増やすことも良い気がしてきた。
私は決意を固めて、さっそく算数の宿題に取りかかった。
「ふふん♪ かんたんじゃん」
ゲームで身に付けた算数が役立ってた。
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