A
ふたを開けても
音は途切れて
何度まわしても
途中で止まる
棚の奥にしまった
古いオルゴール
色褪せたリボンを
指でなぞった
B
捨てようとして
手に取るたび
あの日の景色が
浮かんでくる
窓から入る夕暮れ
冷めていく紅茶
ふいに聞こえた
あなたの声
サビ
もう鳴らない
音のない部屋で
あなたの声だけ
今も響いてる
もう戻れない
わかっているけど
壊れたオルゴール
手放せなくて
あの日の時間を
胸に抱いたまま
今日もそっと
元の場所へ戻す
2A
ふたを閉じれば
静かな夜
時計の針だけ
先を急いでる
あの日と同じように
月明かりが差して
あの日と違うのは
隣に誰もいないこと
2B
いつかこの部屋も
変わっていくのかな
忘れてしまうことが
少し怖くて
小さな傷さえ
消さずにいるのは
そこに残っている
時間が愛しいから
ラストサビ
もう鳴らない
音のない部屋で
あなたの声だけ
今も響いてる
もう戻れない
それでも私は
壊れたオルゴール
そっと抱きしめる
音のなくなった
小さな箱の中
あの日の時間が
眠っている
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想