焦げちまったテーブルに並べたディナーを賞味
だけど冷たい「消えたい」
味がしたところで満たされない
煩悩で綴られたメニューに現を抜かした
欲に塗れ紛れ混じれて淘汰

問うた

この夜を食べて食べて
残さずに食べて食べて
阿呆らしく
「生き恥って僕ですか？」
阿鼻でも美味でも胃が痛いわ
法螺を吐いて吐いて
その毒を舐めて舐めて
汚れちまった業を慰めて頂戴
洗い浚い懺みなぁなぁなぁな

愛の擬態を
貪り食って呑んでインスタント消化
そんな時代を
騙され合って頂きます。

腐り切った生活に滴るビターを消費
故に来る死「見苦しい」狂おしくってなんだか
吐き気がする
洗脳で拵えたジュースに浸る日々
肥えた舌
嘘に溺れ自惚れ疲れて淘汰

ほら、皆様　食餌をしよう
綺麗に汚れた日常をどうぞ
噛み千切れ　噛み千切れ
もっと
飲み干せよ　飲み干せよ
疑っても期待
判っても嫌い
自分さえ宜しけりゃそれで良いとか
腹ん中詰まってんだよ
何もかも腐ってんだよ

この毒を解いて解いて
命さえ溶いて溶いて
平和な世界に拍手喝采
そう誰も彼もが
食べ散らかしたその手を払う

この夜を食べて食べて
残さずに食べて食べて
吐き出して
「嘘つきってどちら様？」
気付きゃしないね　お生憎様
法螺を剥いで剥いで
その手で暴いて暴いて
汚れちまった意味を噛み締めて頂戴
洗い浚い懴みなぁなぁなぁな

愛の擬態を貪り
こんな世界はお断り
最後のオーダー
試され合って頂きます。

歪み合った現実に着飾るディナーは甘味
だから食べたい舐めたい
味がしたところで止められない
平然と食後のデザートを恥もせず頬張った
欲に飼われ憐れ呑まれて問うた