雨の日
作:whitetree
水たまりに映ってた 自分の疲れ切ったような顔
水たまりを飛び越えた 君のはしゃいだような声
こんなどしゃ降りの日に君は とても楽しそうだった
緑の傘右手に持って 左手は外に出すんだ
降ってないって傘を閉じて 駆け出していくんだから
降ってるよって傘を出して 君を僕の傘の中へ
君だけじゃなく僕も 雨の日が好きだったんだ
君は傘をささない 持ってるのにね
でももう過去になった 雨の日が嫌いになった
君はここにはいない 待ってたけどね
水面(みなも)に映った 疲れ切った自分の顔が
何か叫んでる でも言葉にはならないんだよ
水たまり越えた はしゃいだような君の声が
こびりついたまま 僕の中から消えないんだよ
こんな晴れた日に僕らは てるてる坊主をつくる
ふたり違う顔をかいて 並べて逆さに吊るした
降らないねって諦めた 僕は本を開くけど
きっと降るって諦めない 君は外を眺めてたね
君だけじゃなく僕も 雨の日が好きだったんだ
白い人形に願い 込めて待ってる
でももう過去になった 雨の日が嫌いになった
君の言葉に夢を 持ってたけどね
硝子(がらす)に映った 疲れ切った自分の顔が
伝えたがってる でも言葉にはならないんだよ
てるてる坊主に 願いを込める君の声が
閉じこもったまま 僕の中から消えないんだよ
君だけじゃなく僕も 雨の日が好きだったんだ
僕は傘をささない 君を待ってる
でももう過去になった 雨の日が嫌いになった
君の言葉に夢を 持ってしまった
水たまり越えた はしゃいだような君の声が
こびりついたまま 僕の中から消えないんだよ
なんだそれだけか 疲れ切った僕の心は
ずっと叫んでた 君に帰ってきてほしかった
水たまり越える 今も大好きな君の声を
離れないままで 聞いていたかっただけなんだね
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