「わたし、リンちゃんのこと、きらい」

何故この言葉がフラッシュバックしてくるのか
リンは震えながらそう思っていた。
あぁ…全ての始まりだからか
「わたし…リンちゃんのこと…きらい…」
静かに音読するリン。
「リン?どうした?」
「わたし、レンくんのこと、すき」
「え?」
「でも、リンちゃんはきらい」
「リン…」
「緑の女は言い放ったわ」「リン」

-リン幼少時代
「レ-ンくんレ-ンくん」
ミク幼少時代。
「レンくんあそぼ」
「ごめん、今日はリンのおみまいに行くんだ」
リンは、熱を出して休んでいた。
しかし、レンが気になって、木の側に隠れていたのだ。
(…レン)
「そっか…わたしもついていっていい?」
「うん」

レンは去っていく。
「わたし、レンくんのこと好き」
「でもリンちゃんはきらい」


「…勘違い?」
「えぇ。」
車を運転しながらルカは言う。
「わたし、リンちゃんのこと、きらい」
「え?」
「初音ミクがそう言ったのよ。昔ね」
「ミクちゃんが?」
「まぁ…実際言ったのは違う子なんだけど」
「…で、勘違い?」
「そうよ。鏡音リンの脳内では、レンくん好き、でもリンちゃんはきらいと言ったのは初音ミクだと勘違いしているのよ」
「何でミクちゃんと勘違いしたの?」
信号が赤になる。
「初音ミクと一緒に居た別の女が言ったのよ」
「…それを勘違いした」
「そういうこと」
信号が青になり、ルカはハンドルを素早く回転させ、右折する。
「鏡音姉弟を止めなきゃ」MEIKOが言った。
ルカは頷いた。


「…リン」
「だ…大丈夫…それより早く戻らなきゃミクちゃんに…」
「あぁ…そうだな」
ミク「ちゃん」か…
レンは目を背ける。
まだ、ミクちゃんなのか。
俺はまだ、レンくんなのか。
リンにとっての俺って何だ?
全て…言ってやりたいよ…
リンの誤解を解かないと…
レンはリンの手をとり、笑う。
「ほら、行くぞ」
リンは頷く。


早く…解いてやらなきゃな…


case6 完

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リンレン物語-復讐-case6 事件 (ヤンデレ注意)

第6弾!
まだまだ終わりそうに無いです…(´・ω・`)

閲覧数:423

投稿日:2009/01/18 16:36:07

文字数:840文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • 香音さん。

    香音さん。

    ご意見・ご感想

    覚えてるよ(`・ω・´)

    ありがとう~^^
    頑張るよ(`・ω・´)

    2009/01/28 22:30:59

  • 椋風

    椋風

    ご意見・ご感想


    ウチのこと覚えてるかな?
    続きが気になる~(^^)
    次も楽しみだよっ★!!

    2009/01/28 22:27:10

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