平凡な日々

思い出ばっかで耳を塞ぐから
あの子は何も聴こえなくなった
哀しみばっかが行手を覆うから
あの子は何も見えなくなった

「午後のニュースです」
「満月が映った湖に」
「希望が溺れて行方不明に」
どうでも良い事ばっかだ
もうぜんぶ爆破しよう
会社も学校も生活も
あの子が好きだった歌も

錆びたガードレールに無理やり腰掛けて来ない明日を想うのだ
駅の待合室で息を殺しながら来ない明日を想うのだ
今日も平凡な一日だ

冬のプールサイド、乾涸び切った感傷がまたひとつ
夏の通学路、誰もいないバス停とアスファルト

あの子が寂しく笑うから
私もつられて笑うのだ
そういう幸せも恐らく
平凡だと解っていたのだ

ああ

錆びたジャングルジムの上で笑いながら来ない明日を想うのだ
夜を泳ぐ月のもとで眠りながら来ない明日を想うのだ
今日も平凡な一日だ

冬のプールサイド、乾涸び切った感傷がまたひとつ
夏の通学路、誰もいないバス停とアスファルト

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

平凡な日々 / 初音ミクオリジナル

閲覧数:204

投稿日:2020/03/09 15:49:15

文字数:421文字

カテゴリ:歌詞

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