「…あら、お帰りなさい」
家に戻ってきた雅彦をワンオフのMEIKOとKAITOが迎える。
「用件はすんだかい?」
「…ちょうど良い相談相手がいたので助かりました」
微笑む雅彦。
『…そう』
対照的に二人は神妙な表情である。
「…雅彦君」
「どうされました?」
「…その、何でも自分だけで抱えたがる癖は直ってないわね」
きっぱりというMEIKO。その言葉に黙る雅彦。
「…今回の話は、私たちに相談してくれても良かったと思っているの」
「ですけど、みなさんお忙しいですし…」
「それは理由にならないわ」
再びきっぱりというワンオフのMEIKO。その言葉に黙ってしまう雅彦。
「私たちも、それ位考える時間はあるし、言ってくれれば時間を作ることはできるわ」
「…」
「…めーちゃん、ここで雅彦君を責めても仕方ないよ」
「だけど…」
ワンオフのMEIKOを手で制するワンオフのKAITO。
「…雅彦君、こうなる理由って何か心当たりはあるかい?」
「…その、気がついたら自分だけで考えてしまおうという考え方になってしまってうんです」
うつむく雅彦。
「気がついたら、か…」
「自覚がない、ということかしら?」
「…そうですね」
「そうなると、かなり厄介だね」
「自覚があると、まだ手の打ちようがあるんですが…」
難しそうな顔でいう雅彦。自覚がないので、原因究明や解決に向けて動くことが難しいことが、問題を難しくしている。
「僕たちが見る限り、ある程度は改善されているようにも見えるけど」
「…昔に比べればね」
そうして悩む三人。雅彦自身はできる範囲での対策はしているのだが、未だに根本的な解決にいたっていない話であり、かつ先が見えていない話である。救いなのが、このことが大きな問題になっていないことだった。
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ゆるりー
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