(その手は何処にも届く事はない)
(その想いは誰にも伝わらない)
(その目は何も映さない)
(その耳は何も聴こえない)

今夜も僕はまたあの月に吠える
行き場の無い苛立ちぶつけ
ああ、逃げ癖のついた僕は今夜も
また逃げ続けるんだ

(その足は何処にも進む事出来ない)
(その口は何も伝えられない)
(その指は何も生み出す事はない)
(その人は何処にも必要ない)

今夜も僕はまたあの月に吠える
行き場の無い苛立ちぶつけ
ああ、逃げ癖のついた僕は今夜も
また逃げ続けるんだ

老人達は振り上げた手、下ろせず
子供達は鳥の亡骸掌に乗せ
僕らの叫びは声にならないで
澱んだ時間の中ふわふわ漂う

今夜も僕はまたあの月に吠える
行き場の無い苛立ちぶつけ
ああ、逃げ癖のついた僕は今夜も
また逃げ続けるんだ

老人達は振り上げた手、下ろせず
子供達は鳥の亡骸掌に乗せ
僕らの叫びは声にならないで
澱んだ時間の中ふわふわ漂う

燃え尽きてしまった僕らの理想は
いともたやすく風に飛ばされ、散り散りになり
白いシーツで覆われた部屋の家具
蜘蛛の糸喰らう亡者が世界を跋扈する

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ツキニホエル

閲覧数:120

投稿日:2016/10/01 08:07:51

文字数:479文字

カテゴリ:歌詞

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