#64「灯火」



「……い…………兄!…………カイト兄!!」


うう……ん?なんだ?

僕が目を開けると、目の前には一面の星空が見えた


「カイト兄!!」


そして、そのまま目線を下げると、ミクが立っていた


「あぁ……ミク……どうしたんだ?」

「どうしたじゃないよ!カイト兄!なんでこんなところで寝てるのさ!」


ミクが腰に手を当てて、小さい子にするように僕を叱る


「え?……あぁ、そうか。あのまま寝てしまったのか……」


僕は野原に仰向けで寝転がっている状態で寝てしまっていた

辺りは、すでに真っ暗だ


「もう!何やってるの!」


ミクが腕組みをしている


「ごめんごめん。ちょっと考え事をね……それにしても、ミク……よく僕を見つけられたな?」


辺りは暗い……街灯などがあるわけでもないのに……


「だって……一生懸命探したもの。また、いなくなったら……嫌だから……」


うつむくミク……


「うん。もう僕はどこにもいかないよ。ごめんね。心配かけて。」


僕は立ちあがって、うつむくミクの頭をなでた


「……また……子供扱いして…」


ミクが小さな声で何かいったが、僕には聞こえなかった





「さぁ、早く戻ろうか。シスターもいないのに、ミクが孤児院をあけると、レン達じゃ、義弟妹達、手に負えないだろう?」


あの孤児院では、ミクが年長者……レンも男の中じゃ年長者だけど、とても義弟たちの扱いが上手いとは思えない。今回は、リンちゃんもいるから、そこまで心配はしていないが……


「全く……一体、誰のためにそんな状況になったと思っているの?」

「はははは、ごめん。そういえば、僕のせいだった」


僕がそう言って笑うと、ミクも笑ってくれた

そのミクの笑顔を見ると……帰って来たんだと実感がわいた




そして、孤児院への帰り道


「あ!そうだ!カイト兄!首都に向かっているシスターに、カイト兄が帰って来たことを手紙に書いて出しておいたよ」


ミクが僕の方を見て、二コリとした


「シスターが首都で滞在する宿に出したから、ちゃんと届くはず。もちろん、後任の医師はいらないよって書いておいたからね!」


ミクが「どうだ!すごいだろ!」と言わんばかりに胸を張った

僕はそんなミクの姿を見て、おもしろくて笑ってしまった


「もう!なんで笑うの!」


ミクが頬を膨らませて、僕の袖を引っ張った



こうしていると、昔を思い出す

いつもミクが僕の袖を引っ張って、後をついてきていた

あのときから、ミクはずっと隣にいた

それを考えると、何故かとても安心した



僕は何をつまらないことで弱気になっていたのだろう……

存在意義なんて、いくらでもあるじゃないか……

ミクやリンちゃん、それにレンや義弟妹たちを僕が支えていくっていう大事なものが……

僕の心に、再び火がともる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

妖精の毒#64

これを書いたころ、カイトと心情がリンクをしてしまって創作意欲が消失していた私………

いま、私の心にも火がともる……

いつまでも「妖精の毒」でダラダラしているわけにはいかない!
だから、気合い入れて最後まで突っ走る!!

だって、早く次を書きたいから←?!

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閲覧数:192

投稿日:2012/09/15 00:05:10

文字数:1,225文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    火を灯して…!
    B★RSですね、わかりまs(ry

    私も書きたい。
    だ―――――っ!!受験のバッキャロおおおおおお(ry

    2012/09/16 00:07:11

    • しるる

      しるる

      叫びたい気持ちはよくわかります

      でわ、私も……
      ミクちゃん、かわいぃぃぃぃぃぃ!!←意味が違う

      2012/09/16 21:35:06

  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    そうだ!!
    そうだぞ!
    カイトなんていくらでも
    誰かの存在意義になれるんだ!!!
    ――それに比べて私は……。


    終わりが近そうな意味深表記は
    あえて見なかったことにwww

    だって終わってほしくないもん!!!ww

    2012/09/15 08:14:26

    • しるる

      しるる

      何をいってるんですか!
      イズミさんにも、たくさん支えてくれる人がいるじゃない!

      まだ終わらないので大丈夫です
      でも、別作品も書きたいです←w

      2012/09/15 13:29:16

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