罌粟の花のような紅い唇に
潜むその牙で私を貫いて・・

伽藍の空を抜け出し幻想に魅せられた
幼き蝙蝠は闇に羽ばたく

振り払う躊躇いは月明かりに照らされ
微睡みに溶けゆくだけ

嗚呼、差し出す頸に甘く
降りそそぐ痛みこそが
生きる悦びとなり
嗚呼、貴き血脈に凭れ
燃え上がるこの命、気高く

腐爛の果実貪る愚かさに染まるくらいなら
穢れなきまま全てを捧げて

悪い夢に魘される私を救い出して
導いてもっと、もっと殺めるくらい

嗚呼、妖しくも美しい契約の果てに
たとえ破滅待ち受けようとも
嗚呼、差し出す頸に甘く
降りそそぐ痛みこそが
生きる悦びとなり
嗚呼、貴き血脈に凭れ
燃え上がるこの命、気高く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

血の法悦

閲覧数:83

投稿日:2023/11/08 09:21:35

文字数:300文字

カテゴリ:歌詞

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