右肩にキミの幻覚が見える
前にキスをした、このふたりだけの部屋の隅
今はひとりきりで私がピアノを弾いてる ただそれだけ。
前にキミと一緒に弾いたり、聴いてもらったりしていた。
このふたりをつないでたその当たり前だった音も、今ではもう不協和音にしか聴こえない。
「…うっ」
ピアノも切ないという感情を知るのだろうか だとしたら、この音が―ピアノの
中の切なさを表しているのかも知れない。
そう、私は思う。
「お願いだよ…私をもうラクにしてよ…」
悪い夢にうなされてるとしか思いたくない どんなことでも始まりは
本当に些細なことなのだけど…
あんな―クスリなんてどこがいいのか聞かれても私にだって解らない。
一瞬で惑わされて、行方不明。あとはどうなるのか解ったものじゃない。
鏡を見て、長い自分のまつげ、三日月アイラインをまぶたに乗せて
唇に塗ったリップが光る。
右肩にキミの幻覚
前にキスをしたこの部屋の隅で
切ないという感情を知るピアノが不協和音を奏で、部屋に響く。
「最悪…」
外ではすごい雨が降っていた。どしゃぶりの中で何とか帰ってはこれた。
けど、髪が異常に冷たい。
「髪洗わないと…てか吐きたい」
トイレに直行。すると吐き気の倍、出てきた。
「うえっっ…」
この、自分から出てきたものがキミへの寂しさのように感じた
「もしかしたら…今日こそ帰ってきてくれる…?」
何時間も待ってた。 けど待ってる誰かは帰っては来なかった。
キミは、追いかけては逃げる。 だから、それ以上で返す。
「真剣だから、笑うと痛い目にあうよ…覚悟して」
無駄に赤く塗った爪と見栄だけの安物の指輪、そして
傷つく度に増える心の穴と、ピアスが私の気持ちを表していた。
また、ふたりでいたこの部屋で思い出していた。
愛しいキミといた、あの日々のことを。 そして今となっては―
「…っ!」
抱き寄せた、今となってはクスリに歪んだカラダ
埋めるのは―キミしかいないのに そうでしょう?
キミも解ってるくせに 私の、境界線をもうとっくに越えてる。
クスリに手を出したことへの後悔は死ぬほどしてる。
けど、その分だけ忘れられない快感を呼び覚ます。
狂いだした私を止めるのはキミしかいない。
止めてよ。殺してもいいから、一瞬でラクにしてよ。
「…っ! レン、レン お願いだよぉ…苦しいよぉ…
ラクに出来るのはレンだけなのに…」
右肩にレン―キミの幻覚が残る
前にキスをした、この部屋の隅で
切ないという感情を知る、私―リンとキミ―レンが弾いていたピアノが
不協和音を奏でて、部屋に反響して残響が残っていた。
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