「よぉ、リント。」

「レンか。」

あの事件から1ヶ月、ルカは学校に復帰し、目の前にはレンとルカが…

本当に酷いと思う。

フラれた俺に対しての当て付けなのか。

「ルカのこと、まだ好きか?」

「まぁね。」

「早く忘れてくれよ。」

「レン?早く行かないと遅れちゃうよ?」

ルカが笑顔でレンに話しかけた。

「あ、リント君。話してましたか?」

おずおずと尋ねてきた。

隣ではレンが俺を凝視している。

「いや、話してないよ。あと、ルカの方が先輩なんだから敬語はやめてよ。」

「あ、はい!!じゃあリントくn」

「ついでに、君付けやめてね♪」

「リント、ちょっとおm」

「レン、男の嫉妬は醜いよ?」

ルカは意味が分からず首を傾げていた。

レンは俺を睨んでいる。

そして俺は笑っている。

確かに悲しいし、寂しいし、レンが羨ましい。

だけど俺はこれで良かったと思っている。

後悔はしていないから。

「ちょっとリント君。あれの返事、どうなったのよ?」

事件の前、「夜空いてる?」と誘われた赤い髪の……えっと、なんだっけ。

「ごめん、明日も無理かな。」

「残念。空いてたら連絡頂戴。待ってるわ。」

そう言って赤い髪の人は帰っていった。

と、思いきや。

「リント君、私は本気よ?例えルカが好きでも、誰が好きでも、私は本気だわ。だから」

彼女は最後にこう言った。












「覚悟なさいよ。惚れさせて見せるわ。」













彼女はウインクをし、歩いていった。

「こまったなぁ。」

彼女の背中を見ながら小さく笑った。

「惚れさせて見せてよ。ルカを忘れさせて。」

そして。

本当の愛を、教えてよ。








fin.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ある少年と‥-番外編-

方向性見失いました。

リント視点ですね!!
嫁視点←

番外編ってことで暴れました(テヘッ((肝。

閲覧数:140

投稿日:2011/07/15 20:34:46

文字数:750文字

カテゴリ:小説

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  • 魔熊

    魔熊

    ご意見・ご感想

    リントにも新しい恋の予感!?
    リントはルカに一途だな!!
    めーちゃんのアピールが可愛いよ(*´∇`*)
    めーちゃん、頑張って!!

    ルカは相変わらず良い子(*^^*)

    みんな幸せになってくれるといいな!

    2011/07/15 23:43:43

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