この小説は一応アゴアニキ様の『ダブルラリアット』をイメージして書いた作品です。自らが持つ世界観を壊したくない、と言うお方の閲覧は御控え下さい。また、誹謗・中傷等もお止め下さい。




私の手が届く距離。半径85㎝のちっぽけな世界。そんな世界にアナタは居てくれました。

ただ、歌うことだけが楽しかった。ずっと、歌い続けていた。
でも周りの仲間達は、私なんかよりもずっと上手に歌えていた。私は

「仕方ない。」

そう一言呟いた………
でも、本当は悔しくって、悔しくって、何より悲しくて。それでも言い訳を繰り返して諦めたフリをしていた。
半径250㎝の世界。落ちこぼれた私にアナタが優しく励ましてくれたから広がった。
今から、もうちょっとだけ広げてみよう。そう思った……

無理をしても歌うことは楽しかった。歌うことを続けていれば報われると信じていた。
だけど、周りの仲間達はやっぱり私よりも上手だった。歌も、踊りも、全部、全部。そんな仲間達をずっと見続けるコトが辛かったから

「もう、イヤになっちゃった……」

拗ねたフリをしてアナタに甘えた。
だけど、アナタは私を応援して、励まして、支えてくれた。
段々、私の世界は広がってゆく―――

どうだろう?昔とは比べ物にならない位に広がった私の世界。ちっぽけな世界に閉じこもっていた昔の私が見たらなんて言うだろう。
心から笑って歌う私を見たら、どんな顔をするだろう。
褒めて、くれるのだろうか?

23.4度上を向いて眺めた空はいつの間にか見たことの無い、美しい色に染まっていた。

今は、昔からは想像のつかない位に大きく広がった私の私の世界。
でも、私の手が届くのは85㎝。
だから、ずっと側に居て、離れないで下さい。


~END~

一応、終わりです。散文で失礼いたしました。次回は初音ミク『特殊ケース一般論』をモデルにしたものをうpしたいと思います。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『ダブルラリアット』をモデルに・・・

これは、私のピアプロ作品として二作目になります。感想、アドバイス等どんどんよろしくお願いします。

閲覧数:234

投稿日:2011/01/22 15:22:11

文字数:804文字

カテゴリ:小説

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