見上げし空 流るる雲 あけぼのぐさ散りゆき
夜に紛れ繰り返した逢瀬は今 幕閉ぢゆきし
想ひ寄せしことも罪になひけるや 通じ合はせしこと罪や

ひらりはらり舞ひ散りて 想ひと共に
そりと未来なくなして 朔のゆめは幻へと
はらりひらり風に舞ひ 壊れ消えゆく
空に浮かぶ彼の月は 二人の時奪ひたるぞ

他の誰やと我は添い遂ぐ

涙流し枕濡らし嘆きし日は まう止みたりき
貴方選ばれぬと告げる最後の夜 せめて笑ひたきと思ひ

ゆらりふわり散りきはに夜の闇へと
溶けて爆ぜて雲になり 土に還るあけぼのぐさ
ふわりゆらり散りざまは せめてうるはしく
月の光なくなしし 夜のゆめは此にて止み

他の誰やと我は添い遂ぐ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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落花の如く

井戸さんの曲(http://piapro.jp/t/AwEa)に歌詞を書かせて頂きました。


親の決めた相手と結婚しなければならない女性が、想いを通じ合わせ新月の夜に親に内緒で会っていた男性に別れを告げる歌詞 のつもり
拙い文語ですが、色々と調べながら書いてみました。

閲覧数:495

投稿日:2011/04/30 00:22:39

文字数:301文字

カテゴリ:歌詞

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