イチオシ作品
最近の投稿作品 (56)
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旅の花
花が散って季節めぐり
遠い過去の記憶呼び覚ました
愛の果ての果て
蒼くて透き通った 白い雲が流れる
涙零れそうな空に
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愛の調べ
夢の調べの色 失われた声に
そっと目を閉ざして流れを纏う
柔らかな旋律に耳を澄ましていて
終わりのない穏やかな日々 それだけで
私だけの幸せを願えたなら
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言の葉を君に
終わりない道の中で 私だけ立ち止まるの
涙さえ涸れてしまい 望みとか叶わなくて
理想的な世界手に入れていた
だけど目が覚めればまた失うの
さよなら きっと言えるはずさ
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花ひとつ
風に揺れるひとひら 手のひらに集めて
二度と失くさないように 胸に秘めた
重ねた想いの愛しさを 忘れたふりして
柔らかな春を数えてた 見付けた先のその先へ
ただね 咲かせていく言葉は 泣いた幼子が笑えるように
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勿忘草
「忘れないで」 囁く君
「忘れないよ」 小指絡めて
白い部屋で風に揺れる
咲いた花は あの空の色
目蓋を閉じている 眠るひと
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線香花火
微かな糸に灯した色 まだまだ染まれなくて
戸惑う心持て余して 傷付けたこともあった
震えてる身体を 手繰り寄せて抱き締めても
きっと貴方は笑顔見せてくれなくて
笑顔の数の出会いがあると 涙した声は儚く
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きみが望んだ世界
とても広い世界の真ん中に たった独り取り残していく
君が吐いた大きな嘘だけは どうか誰も気付かないでいて
かなしいことも 嬉しいことも
わけあえたなら よかったのに
いつの間にか互いがわからなくなって
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僕がいる奇跡
大好きな人たちと出逢えた かけがえない奇跡は
ジョークの日がなければ ここになかったのだから
嘘から生まれた真だけど たくさんの皆に「ありがと」なんて
僕も知らない 何処かの誰か 考え出した
溢れる嘘の笑えるひとつだって