タグ「曲つきました!」のついた投稿作品一覧(33)
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夢の調べの色 失われた声に
そっと目を閉ざして流れを纏う
柔らかな旋律に耳を澄ましていて
終わりのない穏やかな日々 それだけで
私だけの幸せを願えたなら
夢の終わりの音 この手のナイフなど
どれほどの無意味なものなのでしょう
愛の終わりの音 海の調べの中
身体は泡となり消えゆくのでしょう...愛の調べ
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微かな糸に灯した色 まだまだ染まれなくて
戸惑う心持て余して 傷付けたこともあった
震えてる身体を 手繰り寄せて抱き締めても
きっと貴方は笑顔見せてくれなくて
笑顔の数の出会いがあると 涙した声は儚く
想いの丈を繰り返しても 戻らない過去に届かない
愛情という答えなき問い これが最後と花光り
ぽたり...線香花火
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とても広い世界の真ん中に たった独り取り残していく
君が吐いた大きな嘘だけは どうか誰も気付かないでいて
かなしいことも 嬉しいことも
わけあえたなら よかったのに
いつの間にか互いがわからなくなって
数えたらきりがないほどすれ違ってきた
『理解』なんてとっくに枯れ果てたんだと
ずっと思っていた 思...きみが望んだ世界
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大好きな人たちと出逢えた かけがえない奇跡は
ジョークの日がなければ ここになかったのだから
嘘から生まれた真だけど たくさんの皆に「ありがと」なんて
僕も知らない 何処かの誰か 考え出した
溢れる嘘の笑えるひとつだって
もしもなければここにはいない僕という今 作り出したんだ
ガッカリされてたかもし...僕がいる奇跡
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澄んだ空と凪いだ心
いつも通り陽は昇った
穏やかに過ぎていく 今日と云う時は
今も想い出の中へと 置き去って
「さよなら」と微笑んでた
誰よりも優しかったひと
ぼやけていく命の光 風に攫われて
きらきらと消えてく
指の先で触れた願い
掬い上げて 溶けてしまう...風花
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淡い雪が静かに 窓の外で輝いてる
何もかもを忘れたくて 膝を抱えてた
あなたが居る世界は 永遠さえ儚く
緩い風に運ばれ 滲んでいく 消えてしまう
分かち合った温もり 繋いでいた手は解けて
一人きりになった部屋で 窓辺に凭れた
あなたが居た世界で 零れ落ちた涙は...君が居る場所
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過ぎていく日々 壊れてしまいそうな静寂の中で
揺れている木々たち やさしく世界から音を包み込んでく
木霊する言葉さえ 途切れては飲み込んで
もういいかい? もういいよ ほら風は凪いだ
零れていく薄紅の欠片
両手のひらですくいあげて
穏やかな空 流れる白い雲の軌跡なぞって
気が付けば小さな願いは 手の...記憶の欠片
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重ねた季節が音もなく過ぎて
夜の世界に散らばる 記憶を抱いて
繋いだ手と手が離れないように
見上げた空に願いを 口唇で紡いだ
二人で同じ時を過ごす奇跡が
ただ ただ 続けばいい
夜に降り注ぐ星屑 いつまでも出会いを奏でた
今を鮮やかに積み上げて 遠くまで響いて
幾億もの時を超えて 伸ばしてた指先に触...星屑のメモリィ
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見上げし空 流るる雲 あけぼのぐさ散りゆき
夜に紛れ繰り返した逢瀬は今 幕閉ぢゆきし
想ひ寄せしことも罪になひけるや 通じ合はせしこと罪や
ひらりはらり舞ひ散りて 想ひと共に
そりと未来なくなして 朔のゆめは幻へと
はらりひらり風に舞ひ 壊れ消えゆく
空に浮かぶ彼の月は 二人の時奪ひたるぞ
他の誰や...落花の如く
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流星に乗って何処までも 夜空を通ってキミのところへ
唇で紡ぐボクの想いは 同じ夢伝って届くといいな
黄金(きん)の月に誘われて ベランダから見える空
街の明かりが消えて独りきり、なんて そんな考え投げ捨てて
伸ばした手に掴むフルムーン
キラキラ輝く数えきれない星屑が
夜から零れてキミのもとへ降り注い...流星ランデブー
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指先ひとつで転がしたダイスは
絡まり連なる世界すら閉ざして
歪ませた日常が生み出した過去の亀裂
知らぬ間に広がって狂わせた因果律の
矛盾さえ塗り重ねた色
世界は気付かぬように全てを改竄して
奇跡を生み落とした事実を忘れていく
己の愚かさすら知らずに広げていた
いつかのひび割れさえ覆って隠していくから...摂理崩壊のプロトタイプ
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指の隙間から零れゆく 君との約束を
ひとつずつ飲み込んで そっと告げる夢の終わり
「笑ってて」と最期の言葉が 今の僕には身体震えるほど
ただ切なくて宙(そら)を見上げていた いつの日にか二人きり過ごしてたように
星降る夜に君を捜して 幾千の光を掴もうと
伸ばした指先届かないままで いくつもの想いを抱...星降る夜に
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沈んだ幾つもの夢蹴飛ばして
どうせ叶わぬものと置き去りにした
例えばあの日のように振り向かず
何も気付かないままで居られたなら
きっとこの瞬間でさえ空を追い掛け続けてた
ふわり羽ばたいた小さな輝き
Butterfly 音もなく届かぬ空間を
一人泳いでは未だ見ぬ世界を描く
Butterfly 美しい両...Butterfly
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指先伸ばして爪弾いた残像
唇触れたら戻らないサヨナラ
呑みこんだ夕焼けと燃えていく誰かの空
置き去りの思い出は紡ぎ出す明日の色に
滲んでいく 消えていく 今
世界は弾くように貴方を断絶して
呼吸を忘却した身体は溺れていく
いつしか凍りついた涙を流すために
夕焼け色に染めて燃やした空へ返すから
色を喪...断絶した世界の空
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きらり輝く星たち 街を明るく照らし出す
見上げた夜空には優しい光
指折り数えてた二人の時間 このまま続くと信じてたから
届かない笑顔が胸締めつける 永久へ誘う眠りのその先へ
ふわり掠めた粉雪 あなたの温もりを探す
隣の空白が何よりも寒くて
いつかの約束でさえ叶わないこと知ったから
聖夜へと切ない願い...優しい聖夜
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腕の中から零れて落ちてゆく花弁が
今、音もなく 優しくその色を変えていく
いつもいつでも 隣で笑っててくれたから
これから先も 変わらず居られると思いたくて
叶うこと信じるために 約束を重ねて
留める枷になれたらと いくつも積み上げた
何をしなくても あなたなら理解ってくれる
勘違いさえ疑わず 何度...カーネーション
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云わなくていい 何も聞きたくないわ
その唇で紡いだ言葉なんて
すぐに嘘へと変わりゆくでしょう
今でも願い続けて
必要ないわ 思い出も時間も
きっと冷たい足枷に変わるの
私を救うためだけに 私は嘘を重ねるの
吐き出す声がいつか真実に
変わりゆくことだけを ただ祈りながら
飲み込んできた壊したい記憶を...嘘吐きの真実
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羽根がふわりと舞い落ちて 翼広げて天を仰いだ
光差し出す白い雲 今なら行けるのかな あの向こうへ
瞳閉じて思い返せば 愛おしくて優しかった日々
長い腕を絡めながら 懐かしい日へ戻れたらと
背に生えてる白い翼羽ばたかせるの 思い出を抱いて
覆い隠してた幾重の白い絨毯 その向こうへと
空から注いだ光の束...雲を超えて
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甘く灯り痛む胸の奥から 滲んだ紅い滴飲み込み気付かぬ振りを
離れていく心留める術があるとしたなら 誰か私に教えて下さい
焼けるように熱い痛みもいつか 喉元過ぎて直ぐに忘れていけるのでしょう
零れ落ちる水は見えないように 瞳を閉じて声を殺して耳を塞いだ
二人生きる世界違ってたの 誓い合った永遠はとても...ささくれ
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爪先から辿って濃紺の天井に 触れたくて手を伸ばしてた
散らばる月の涙
唇で紡ぎ出す想い雲に乗せても きっと此処からじゃ誰にも
届かないけれど
「また二人で来よう」の約束
忘れないで 忘れないよ 丘から見上げてた星がきらり
風が撫でて 雨と泣いて
拭われて 癒されて 今はもう痛まないから
欠片拾い集め...君がいる空
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頬を掠めていた風が そっと青い海の上
伝って君のもとへ行くよ いつでも
足元で水面は揺らぎ 僕を閉じ込めてるから
想いが届くようにいつも叫んでいるよ
幸せでいて
いつまでも笑って 笑ってて欲しい
過ぎていく時間に 悲しみを流して
暗闇に包み込まれないでね
穏やかな日常塗り潰さないでね
何処までも広が...feel my love
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ひらりひらりと舞い上がって
それは一輪の花のように
指先掠めた残像
掴めることなく揺らいで
砕けて消えてく思い出
戻ることはないの
あなたに会いたくて
紅い華を刻む
笑い合った幸せは儚く
ゆらりゆらりと舞い落ちてく...一輪の花~fragile memory~
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転がる星が今も昔もその先も
叶える願いなんてないこと知らないの?
やっつ ななつ むっつ
誰かが数を数え始めて
いつつ よっつ みっつ
何処かの誰か誰かさんって
ねぇまた 聴こえないのって
ねぇまた 聴こえているって
いつでも 誰も答えや
ここでは しないはずなのに...サイレント
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空が泣いたら雨降るように
大地に命が芽吹くように
世界に音が溢れるように
隣で君は笑ってたんだ
たとえば僕が泣きたくなって
立ち止まりそうになるときに
いつでも君は背中を押して
先を促してくれたから
僕は君に何を伝えて
何を託していけるだろう...smile for me
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二人出会った季節
桜舞う並木道には
君と過ごした思い出
みんな詰まっているんだ
もう会えなくても
僕はここで想うだろう
君のことを
ほら 二人で空を見上げた先に
広がるのは青く遠い
今僕が見上げてる空と同じ空...始まりの花
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モーニン モーニン
産まれてきた君に
モーニン モーニン
最初の挨拶を
ずっとずっと前から 出会えることを
ずっとずっと前から 楽しみにしてたよ
逢いたかったよ
生を叫ぶ君に
今はたった一言を
Good morning morning...ハロー ハロー
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足元に咲き散る紅 痛みさえ感じない
貴方の愛情さえ傷を増やしていく
祈りの意味さえ今は知らずに
華は枯れ果てて 独り朽ちていけばいい
紅月が闇を呑んで哂う
漂う静寂は雨に飲まれていく
手のひらに崩れ落ちた 涙ひとしずくさえ
癒すことは出来ない
何処かで貴方が微笑う
紅く冷えてく...紅い月
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手のひらに包み込んだ君がくれた砂時計
流れ続く止まることない時間(とき)
閉じ込められてしまう
何度も甦り巡る想い
ずっと気付いていた わかっていた
もう君は過去に住まう人
もう君に会うこと出来なくても
想いを飲み込んで
涙拭いて顔を上げて笑えばいい
忘れることは出来なくても...砂時計
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銃口は君に向けたまま
引き金に指を添えたまま
きっと闇へと撃ち落としてあげるわ
君は何を 君は誰を 何処か遠く見てるの
何度叫びこの手伸ばしても
もう振り向かない 触れられない 届かなくて見えない
定めている狙いはもう逸らしてあげない
標的は優しかった夢
消えかけの願いにトドメを
戻ることない闇へ逝...Trigger
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靴に爪先入らないなら
さあ 斬り落とし 王子の元へ
馬鹿な女 白鳩気付き
そっと囁く 血塗れの靴
靴にかかとが入らないなら
さあ 斬り落とし 王子の元へ
馬鹿な女 白鳩気付き
そっと囁く 血塗れの靴
灰かぶり姫 真っ赤な靴に
足を入れたなら 王子のもとへ...緋色シンデレラ
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